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ECBは動かず?

ECBが追加緩和には動かないのでは?といった思惑が広がっています。それによりユーロドルが大きく上昇していますが、テクニカル的にはバンドの上限を試す動きであり、そこまで違和感のある動きではありません。ただ、ここからバンドブレイクからバンドウォークの動きとなるのかどうかには不透明なところもあります。個人的には抑えられると見ていますが、中長期的な基調としては依然として底堅い動きが展開されるのではないかと見ています。

それにしても、今日のこの動きを見ると、ECBの緩和に対する期待感がかなり強かったのでは?と思われる状況です。欧州の株式市場もしっかりとしていたにも関わらず、追加緩和に対する期待感が強まっているというのもやはり違和感もあるところですが、米株の堅調に引っ張られているところもあったので、取り敢えずの違和感は解消されそうです。経済指標はそこまで良くないところではあります。ただ、今日の消費者物価指数が市場予想を上回ったことは金融政策にとって、確かに緩和的な政策を後退させる状況ということができるでしょう。

色々と考えると、現状の欧州の状況がどういったものなのか、ちょっとわかりにくい状況です。そもそも市場全体の流れがよくわからない状況にあり、なんと言っていいのか迷うところではあります。来週は雇用統計などがあるので、それに向けて、少しはわかりやすくなるのかどうか、と言ったところでしょう。
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リスク回避?

今日の欧州時間帯は急激なリスク回避の動きが巻き起こり、ドル円は102円割れを出す動きとなりました。しかし、その後の米耐久財受注などを背景に持ち直して、102円台を回復しています。どうにもこうにも方向感が見えにくい状況であり、今日のダウにしても結局はプラス圏となったり、下げ渋る動きとなったりするのではないかと思ってしまう状況です。欧州株は依然として大きく下げていますが、それでも下げ幅は縮小しています。リスク回避的な思惑が出てきている状況ではありますが、強まるかどうかは不透明といったところでしょうか。

今日はイエレン議長の議会証言があります。ラジオなどでも話が出ましたが、前回から少し期間が空いたことや、G20を挟んでいることなどは警戒ずべきところではありますが、取り敢えず前回からの流れを踏襲する可能性が高く、個人的にはそれほどの動きにはならないのでは?といった見方をしています。問題は欧州株の下落から、そのまま議長の発言を嫌気しての下落といった動きでしょうか。内容はあまり関係なく動く展開は危惧している所です。

来週は雇用統計に向けての動きですし、そろそろ方向感が出てきてもいいかな、とは思っています。テクニカル的に見ても、市場にはエネルギーが蓄積されているように見えます。動き出したら大きくなるのでは?と見ています。ただ、どちらに?となるとよくわからないところです。可能性としては一時的には上向きではないかとは見ています。
ウクライナ情勢がきな臭い状況が続いています。地政学的に見て、ロシアとEUとの綱引きとなっている状況にも見えますが、世界経済に与える影響を考えても無視できないところではないかと思います。デフォルトの危険性がある、といったことをロシアサイドは話していますが、仮にそうなった場合はどこが最も被害をうけるのか、地理的にはやはりロシアと欧州ということになるのでしょうか。

はっきり言うと、この問題の政治的な影響に関してはよくわからないところです。日本にいると「ロシアを後ろ盾にしてきたヤヌコビッチ政権がこの週末に崩壊したことによって、ウクライナは今、ちゃんと機能する民主国家になる新たなチャンスを手にしている」といったコラムなどを目にするわけですが、この言い回しは明らかに西側の視点で書かれているものであり、本当の所はどうなのか、そして今後どうなっていくのかといった点はよくわからないところです。ロシアの後ろ盾があった方が良いという意見が全くないのか、というとどうなのかな?と思うところではあります。

ただ、これが内戦などといった展開となれば、世界的な影響は避けられないでしょう。バックに付いている勢力が強大であり、その代理戦争の様相を呈する可能性もあります。その意味でIMFが経済的な安定を取り戻そうとしているのかもしれませんが、どうもこれも西側の意向がありそうで、表面だけを素直に受け取っていいのか、わかりにくい所です。現状は大統領選挙を見守るしかないのかもしれませんが、その結果を素直に受け取っていいものかどうかも、といったところです。地政学的リスクが引き金となって相場が崩れる、という展開もないわけではありません。中東と比べるとその影響は大きくはなさそうにも見えますが、いかんせん、ロシアと欧州という対立軸が見え隠れするだけに、ちょっと嫌なところではあります。この問題が深刻化したら、スイスフランなどが買われるのでしょうか?

>下記コメントに付きまして

コメントを頂いた方には申し訳ありませんが、
私からの返信は控えさせていただきます。
今日は普段とは少し違った話をしようかと思っています。この文章に関しては賛否両論あるかと思いますが、こういった見方をしている人もいる、程度に考えていただければと思います。

以前、アナリストをやっている方と話す機会があったのですが、その時に「結局相場はテクニカルでしか判断しようがないよね」といった感じの話をしました。ファンダメンタルズが不要というわけではないのですが、具体的な価格を出すことも出来ませんしね。そもそもFXにおいては、通貨ペア双方にファンダメンタルズ的な要因がたくさんあり、それが複雑に絡み合っているわけで、それを紐解いていくことは実際問題不可能ではないかと思っています。

例えば、直近の例を考えると、リスク志向の動きが意識されやすいといった状況かと思いますが、米国の経済指標を見る限りでは息切れ感が意識されるでしょう。しかし、寒波の影響だといって米株は上昇しています。一方で、米株の上昇が米国債利回りの上昇をサポートしていますが、ドルに関してはそこまで買われているといった雰囲気はありません。逆に対ユーロでは軟調地合いとなることもしばしばです。そのユーロにおいては利下げ観測が出るなど、通貨としては売られやすい方向に出てもおかしくない状況です。にも関わらず、ドルに対して堅調地合いとなっています。

では、こういった動きを整合的に解説することが出来るのか、というとかなり難しい所です。もちろん、しようと思えば出来ますし、それで相場をウォッチすることも可能です。ただ、テクニカルと比べるとかなり困難ではあると思います。

にも関わらず、どうしてファンダメンタルズの話をするのか、という点はアナリストの方との話でも結論は出ているのですが、それを言ってしまうと本当に身も蓋もない話になってしまうので、ここではやめておきます。

日本株

日本株がかなり振らされています。今日は30円安程度で引けましたが、高安の差が300円を超えています。一時は15000円台を回復か?と思わせてのふるい落としとなっただけに、かなりきつい動きということが出来るでしょう。米株の動向などを考えればここまで動くというのもなんとも解せないところではあります。もちろん、円高が進んだということは頭には入れておかねばならないところですが、それにしても1円円高が進んだ、というわけでもありません。よくわからない状況ではありますが、取り敢えず引けにかけて押し戻せてよかった、ということになるのでしょうか?

日本株に関しては、海外勢がかなり手を引いてきているということは言われています。もちろん、海外勢は重要なプレーヤーですが、それに振り回されすぎるのもまた問題ということが言えるのかもしれません。アベノミクス相場が現状では一服していますし、これから消費税の問題を抱えているということになれば、少なくとも一時的には利益確定の動きに走りたい局面ではあるでしょう。問題はその流れがどこまで続くのか、といった点です。目先は方向感が見えにくいところではありますが、ドル円に関しては底堅い動きが意識されてきています。であれば、日経平均も支えられやすくはなっていくものと思われます。そうした状況下で、持ち直すことが出来るかどうかは注目です。

とは言え、やはり米国株の動向は気がかりです。個人的には依然として懐疑的な見方をしながら、とは言え売りを推奨することも出来ない、といったところです。下げだしたら大きくなるだろう、といった漠然とした予想になってしまう所です。きっかけが掴みにくい所ですが、悪材料はだいぶ揃ってきています。これが相場において意識されるようになってきたら危険でしょう。現状は完全にスルーされていますからね。調整が入りだしてから改めて意識されるようになると、意外としつこいかもしれません。
ドル円は押し戻しての動きとなっていますね。判断が難しい状況ではありますが、やはり徐々に下値が硬くなってきているようにも見える状況です。とは言え、現状は動きが落ち着いてきており、即断しにくい状況でもあります。振らされる動きがあるかもしれない所で、意外とリスクが高い状況ではないか、と見ています。

そもそも現状は米株の堅調地合いが相場に違和感を与えていますが、そこにいつまでも疑問を持っても仕方がなく、その意味で底堅いといった判断をしている状況です。悪材料にも反応しにくいダウが崩れることはないのか、と言ったところはじっくりと慎重に考えたほうが良いとは思っています。

悪材料に反応しにくい地合いではありますが、これがどこまで続くのか、逆流した場合はどうなるのか、と言ったところは何度となく触れていますが、やはり警戒は怠れません。市場も株式市場は楽観的ですが、その他の市場では警戒感が意識されているところもあります。どちらが正しいのかはいずれ分かる話ですし、ここでは議論をしませんが、取り敢えず流れに乗るのであればリスク志向、といったのが今の状況ではあります。その流れには現状は逆らわないほうが無難でしょう。下げ始めたら大きくなるのでは、と見ていますし、そこからでも遅くはないと思っています。

奢る米国?

さて、昨日は米国でFOMC議事録が公表されました。どう見るかは人それぞれのところもありますし、市場の反応はまた別の問題でもあるのですが、個人的には想定以上にタカ派と言ったところでしょうか。その割には米株に関しては思った以上に下げ渋っている、と言った印象です。日本株はかなりの下落を見せていますが。日本株はどうにも資金が逃げている状況であり、なかなか上値が重い状況ではあります。まだしばらくは仕方のないところかもしれません。

それにしても米国の要人発言などを見る限り、自信があるのはいいのですが、反発を招きやすい態度ではないかと思っています。新興国の経済に関して、警戒はするが米国には関係ないといったものや、米国を見習うべきだ、などといった財務長官の話もあります。リーマン・ショックで散々迷惑をかけ、なりふり構わずやってきて、そして現状ではこういった態度、というのはいかがなものなのかな、と思わなくもないですね。確かにFEDとしては他国の状況よりもまず自国、と言った態度を取るのはわからなくはないのですが、新興国経済が急激に逆流した場合のインパクトを軽視し過ぎではないか、といった見方をしています。

その意味でG20は注目を集めそうです。ただ、ブラジルが出席しない、ウクライナの問題が意外と尾を引く可能性がある、といったように、その他の問題も山積しており、どういった動きになるのかが見えにくい所です。そもそもG20で何かが決まるということも想定しにくいところではあるのですが・・・

>せんたらんさま

個人的にも101円割れがあれば面白いところかもしれない、とは思っています。ただ、直近の安値水準を割り込むと危険が高まるかな、と。撤退のポイントさえしっかりとしておけば、現状からのんびりと買い下がる、といった手もないわけではないのですが、下値余地がまだ多少あるので、その点をどうするかはリスクの許容度の問題になるかな、と思っています。
現状の市場は金の上昇や米国債利回りの低下など、リスク回避的な動きが意識されていますが、米国株が下値を支えられており、どうにもリスク回避的な動きが強まっているといった雰囲気が見られません。円買い圧力もそれにともなって弱められている感じです。ドル円は102円を割り込んでの動きから再度102円を回復しての動きとなっています。個人的にはリスク回避的な動きが一時的には強まるのでは?と見ているのですが、下値が支えられ続けることでその流れが変わっていくのかどうかに注目している所です。現状はかなりリスク回避的な動きが押し戻されているようにも感じます。

こうした中で死角があるのかどうか、といったところではありますが、少なくとも日本サイドには消費税増税にしても影響が出てくるのはもう少し後でしょう。駆け込み需要に関しては、まだまだ起きていないといった話がありますが、前回の消費税増税時もなかなか駆け込み需要が起こらず、直前に急激な動きを見せた、といった話を聞いています。である以上、まだ動きはないといった見方で問題ないでしょう。

駆け込み需要の反動でどうなるのか、といった話に関しては、現状ではよくわからないところではあります。そもそも小売の動向もわかりにくい所で、意外と影響は軽微となる可能性もないわけではありません。個人的には難しいとは思っていますが。思った以上に影響が大きかった場合、日銀が動いてくるものと思われますが、そのインパクトもはかりがたい所です。逆に言えば、まだ時間的には余裕があるので、その期間内は手を出さずに済むような体勢を整えておきたいですね。

日経急騰

今日は日経平均株価が急騰しています。テクニカル的にリスク回避的な動きが一服しやすい局面に入ってきているのかな?と思っていたところではありましたが、ここまで急激な動きを見せるとは思っていませんでした。日銀金融政策決定会合を受けての動きではありますが、それほど重大な変更がなされたわけでもなく、市場にも違和感を持ってむかえられているようです。その一方で、ここまで海外株に比べて日本株の出遅れ感が指摘されていただけに、そういった要因も複雑に絡み合っての動きだったようにも思われます。空売りが相当溜まっていた、と言った見方もあるようです。

いずれにせよ、今回の動きで為替相場も円安が進行しています。ドル買いが意識されており、クロス円は伸びを欠く場面もありましたが、下値の堅さが意識されている状況です。とは言え、その動きもなかなか継続していない状況と言ってしまえば、そうではあります。ここまで戻してきたことは驚きではありますが、さらにここから上値を追うことが出来るかどうかは慎重に見ていったほうが良さそうです。

問題は連休明けの米国市場の動きでしょう。欧州株は底堅い動きを見せていることを考えると、取り敢えずはしっかりとした動きになる可能性もありますが、日中で上値を抑えられるようなことになると、為替相場にも悪影響を与えそうです。米国債の動きを見る限り、リスク回避的な動きが意識されているようにも見える状況ではあります。

米国祝日

今日は米国がプレジデンツデーの祝日で株式市場と債券市場が休場となっています。さすがにここからは落ち着いた、といいますか方向感の見えにくい動きとなっていくのではないでしょうか。そもそもテクニカル的にもドル円などは動きにくくはなってきています。102円台回復目前まで戻したのはちょっと驚きましたが、まだ多少の下値はあり、さらに言えば、そこから一気に急落と言った動きには徐々になりにくくなってきています。100円割れも視野にはまだ入っていますが、どうも可能性が低くなってきているようにも見えます。オーバーシュート気味に下落するかどうか、といったところではないでしょうか。この辺りは微調整をしながら相場を見ていくしかなさそうです。

ただ、ファンダメンタルズ的にはリスク志向の動きが強まる、というのも違和感がある所です。市場はテーパリングの悪影響は無視し、長期間の低金利維持を材料にはやしていますが、大丈夫なのかどうかはこれからの動き次第でしょう。今は問題なさそうですが、悪材料に反応しやすい地合いとなったら手のひらを返して売りの材料にする、といったことは十分にありえるでしょう。ただ、テーパリングが出来るというのは米経済に対する強気の見方があるから、という意見はある意味最もではあります。この辺りの考えが市場でどこまで押しきれるか、といったところに注目しています。

>せんたらんさま

テクニカルとファンダメンタルズでやや違和感のある相場展開に、少し迷っているところはあるのですが、参考になれば幸いです。

市場の方向感

ドル円は一時102円割りこむ動きを見せましたが、目先は戻す動きとなっています。さて、ここからの動きには注目が集まりそうですが、今日のラジオでもお話したとおり、目先のドル円は重く、下げ幅を拡大する可能性が高いように思っています。状況としては厳しいところではないかと思っており、それに連れてリスク回避的な動きが強まるのではないかと思っています。

そもそも、今日の米国の経済指標にしても、良くない状況となっています。ここまでよくわからないままに上昇してきた相場ですので、手仕舞いの動きが強まった場合は結構あっさりと下げてしまうのではないかと見ています。米経済が急激に悪くなった、という感じは全くしていないのですが、少なくともここまでダウが戻しての動きとなる事に関しては違和感がある状況です。もちろん、それが相場ではあるのですが、ここに来てテクニカル的な支援もあり、上値を抑えられての下値追いが見られるのではないかと考えています。

問題はそうなった場合の株価の下値、為替の下値はどこに来るのか、と言ったところでしょう。株価に関してはチャートをしっかりと見ていないのでなんとも言えないところではありますが、ドル円に関しては直近の安値水準が目安となるでしょう。現状では101円割れは堅いのでは?と見ていますが、仮にここを割り込むといった動きになった場合は100円割れまで見ておかねばならないでしょう。個人的には100円割れは十分に有り得るものの、一度目の100円割れはやはり買われるのでは?といった見方をしています。何度も試されるときついところではありますが。
ドル円は目先小幅な動きとなっています。大きな材料が出ていなかったこともあり、方向感が見えにくい状況となっています。個人的には上値の重さが意識されていくのではないかと見ていますが、思った以上に下値の堅さが意識されている感じを受けています。まさか、このまま上昇といった動きになるのでしょうか。

もちろん、そういった可能性がないわけではないのですが、非農業部門雇用者数が悪く、さらにテーパリング継続に関してはやむなし、といった流れになっている中で、どうにもリスク志向の動きが強まる、といったイメージが湧かないことも事実です。とは言え、テクニカル的な流れが変わった場合は余りファンダメンタルズにこだわらないほうがいいということになるのでしょう。ただ、違和感を覚えながら相場をやるという必要がないのであれば、休むのは選択肢としてあるでしょう。

そう考えると、今週はここから米小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数が発表となるだけに、この辺りに注目しながら先行きを考えると言ったほうが無難でしょう。あまり無茶せずに、のんびりと構えたほうがいいような気がしています。ただ、現状ではレンジ圏での動きとなりやすいところにも見えるので、その意味で逆張りで欲張らずに取る、位の感覚はありなのかもしれません。
イエレン新議長の議会証言が行われていますが、ドル円は一時乱高下したものの、行って来いの動きとなっており、方向感自体は見えにくい状況です。副議長からの持ち上がりであり、これまでの流れの継続が意識され、新味はないといった判断がなされているようです。ただ、米株は堅調地合いとなっており、経済の先行きに対する警戒感は和らいでいるようにも見える状況です。

そうした中で、雇用に関する証言に注目していましたが、「失業率のみに焦点を当てることはない」と言った発言をしています。これに関してもそれほど驚くべき発言ではありません。ただ、「フォワードガイダンスに依存」とも言っており、なかなか苦しい状況ではあります。問題はインフレということになるでしょう。これが思った以上に早く上昇することになれば、市場には一気に警戒感が広がるでしょう。とは言え、インフレが急上昇といった状況も想定しにくいところではありますが。

QEの縮小中断する場合についても発言がありますが、FOMCの見通しが大幅に変化した場合、といった発言となっています。取り敢えずはQE縮小を粛々と行う、という認識で良いのではないか、と見ています。ドルの堅調もそういった想定のもとで進んでいるように見えます。その一方で、低金利政策自体は長期間に渡り継続、といったことなのでしょう。

イエレン新議長は副議長からの持ち上がりであり、継続性という点では期待が持てる所です。そういった意味で考えると、今回の新味のなさは相場の撹乱要因にならなかったという観点からすれば良かったのかもしれません。ただ、前回のテーパリングが誤りだった、という認識が市場でされた場合は、その継続性が問題となりうるでしょう。今のところは無難な流れとなっているように見えますが、依然として警戒感は拭えないのではないかと思っています。
さて、雇用統計において、非農業部門雇用者数が予想に届かず、修正値の改善もわずかにとどまったにも関わらず、失業率や労働参加率などの改善を受けて、先週末のダウは大きく上昇したわけですが、リスク志向の動きはやはり続かない状況となっています。とは言え、今日のダウの下値も堅そうで、相場に気迷いを感じるところでもあります。とは言え、個人的に状況は悪いといった見方です。下値の堅さも抜けられた場合は厳しいといった動きになるのではないかと思っています。今日に関しては、ドル円は102円を割り込み、そこから持ち直していますが、一度割り込んだことで102円では支えられにくくなってきているように思われます。この動きに関してはここ最近でも何度かあった動きです。

それにしても、今回の雇用統計の結果とその反応はどう判断すればいいのでしょうか。特に米国債利回りが上昇しての動きです。これに関しては株価の上昇を受けて債券売りが出た、というものだとは思いますが、今回の雇用統計が数字ほど悪くなく、テーパリングは依然として継続される、といった見方が出ている、といった話もあり、こういった見方には個人的に警戒しているところです。

問題としては、FRBはどの程度の株安を許容するのか、といったところでしょうか。現状の経済指標を見る限り、やや息切れ感が出ていますが、取り敢えずは寒波が原因、といった言い訳が用意されています。しかし、本当に寒波が原因なのか、実際のところはよくわかっていないところです。仮に非農業部門雇用者数が10万人前後の増加が続いた場合、株価が大きく下げる可能性もあります。そうなった場合、FOMCがどう対応するのかに注目が集まるでしょう。その時がイエレン議長の力量を試すということになるのでしょう。

ユーロ上昇

ユーロが急激な上昇となっています。ドラギECB総裁の発言なども意識されている状況ではありますが、一気に1.36ドルを回復しての動きとなっています。これにより、日足のバンドの中心線まで押し戻しています。ここからの動きには注目が集まる状況で、ここで抑えられる可能性も頭の片隅に入れておいたほうが良いでしょう。

ただ、バンドの下限は横ばいに転じており、さらにRCI短期線は底打ちからの上昇局面で、さらに上値余地を十分に残している状況です。そう考えると、バンドの上限まで上昇する可能性のほうが高まっている展開です。そうなると1.37ドルを超えての動きとなってくるだけに、それはそれで注意しないといけない状況ではあります。

現状はバンドの中心線を意識しての動きであり、どちらにも動き得るところではあります。ただ、RCIの中期線を見る限り、中長期的な基調は上向きとなってきているようにも見えます。であれば、調整が入ったところを狙うのが一番無難ではあります。もちろん、調整が入らない可能性もあるので、そうなった時は諦めるしかないのですが・・・
相場は行きつ、戻りつを繰り返しながらの展開となっていますが、状況としては雇用統計がポイントになってきそうです。現状の予想は非農業部門雇用者数が20万人弱、失業率が6.7%となっています。パターンとしてはいくつか考えられるのですが、失業率はさておき非農業部門雇用者数が予想を上回り、さらに前回分が上方修正と言った展開となれば、さすがにしっかりとした動きとなるでしょう。

問題としてはまず、今回分が予想を下回り、前回分が上方修正となった場合でしょう。前回が衝撃的に悪かったので、逆のパターンは想定していませんが、こういった動きになった場合は出た直後とその後の動きに変化が出そうで、方向感が掴みにくいところですが、初動からしばらくしたら途転する、といった感じでしょうか。ただ、どちらかと言えば現状の相場環境が悪い材料に反応しやすいため、今回分が悪かった時点で勝負あり、といった動きになる可能性も十分にあるでしょう。

FOMCによるテーパリング実施により、市場には先行き不透明感が強まっています。そうした中で仮に雇用統計が悪いということになれば、FRBの失策と捉えられかねません。そうなった場合は中銀の信頼感を損ねることとなり、先行きを考える上で懸念が強まるでしょう。

>ハチさま

世界的なデフレ、とまで行くかどうかは疑問もありますが、ディスインフレの流れは継続するのではないかと見ています。各国中銀が打てる手は限られていますが、それでもデフレにまではなかなかなりにくいところと見ています。

ただ、確かに資本主義に関しては問題が噴出していますね。さりとて、うまく変わりとなりうる考えもなかなかない状況が問題なのかもしれませんね。

アメリカは

ちょうどアメリカに関するコメントがあったので、それに関して、個人的な考えを書いてみようと思います。

今回のFOMCの決定に関してですが、確かに米国の中銀ですから、米国の状況を第一に考えて決断を行っているものと思います。これに関してはある意味当然のことであり、また、それを出来るだけの力があるということにもなるのでしょう。難しいことに、それをするだけの力があるということは、それだけ影響力があり、その決断が与える負の影響に対しても本来であれば責任を負うべき、という考えが出てくることも当然ではありますが、状況が状況であるだけに、そこまでは手が回らなかったのか、それとも新興国経済の今回のショックがそれほど大きなものとはならない、という認識だったということも考えられるでしょう。個人的には様々な要因が複雑に絡み合っての決定であり、どれがということは難しいのですが、新興国経済の波及効果が小さいという判断もあったのかな?と思っています。

ただ、それに関してはあまり過小評価すべきではないと見ています。先行きに関して、FRBは危ない橋を渡ったのではないかと考えています。テーパリングに関しては粛々と行わないと、逆に米経済に対する警戒感を高める、といった思惑があった可能性もあるのですが、個人的には何を今更、といった感じはしています。テーパリングを行わないとバブルが大きくなり、弾けた時の痛みが大きくなる、というのは話としてはわかるのですが、そもそもが異例の緩和を行っており、それによって支えられている相場であることは否めません。である以上。その撤退戦はもう少し慎重でもいいかな、と思っているところではあります。その意味で、年内のテーパリング終了と言うのは難しいのでは?と見ています。ただ、再度資産買い入れ拡大、などといったことになれば、市場は再び混乱しそうですので、「縮小のペースを落とすこともあり得る」などといったように、口先でのコントロールが必要かと思っています。その際に、新議長の発言がどの程度信用されるのか、と言ったところは懸念を抱いているところではあります。

>せんたらんさま

なんとか流れは想定に近い形ですが、逆に今後の展開が怖いところではあります。昨日に関しては、さらに指標も悪かったですね。ネガティブ材料に反応しやすい地合いです。

お褒め頂きありがたいですが、いつも当たっているわけではありませんよ。

>ハチさま

いつもありがとうございます。本文にも書きましたが、やはり自国を中心に考えてしまうのはやむをえないかと思います。ただ、米国はその影響力が大きいので、もう少し慎重に動いて欲しいところですが。ドル円に関しては、年内の105円超えはまだ可能性があると思っています。ただ、1-3月の110円高値はさすがに厳しくなってしまいましたが。

紙幣印刷調整の年ですか・・・確かにここまでの過剰流動性が相場の波乱要因になってきたことも事実ですし、FRBとしても何とかしたいとは思っていると思いますが、インフレが高まらない状況下で、無理して引き締めるかな?といったところもあるかと思います。現に、FOMCの声明では失業率から消費者物価にシフトしているように見えます。インフレが高まって来ない状況では引き締めを積極的に行おうという思惑も高まりにくいのでは、と見ています。
円高が進行し、さようなら102円となるかどうかに注目しているところですが、個人的には一時的な戻しはあっても101円割れが次の攻防となると見ています。そして、最初の一回目は割れた所で買っても比較的早い段階で利食いが出来るのではないかと見ています。何度か繰り返しながら100円割れの水準まで、といった動きを予想していますが、さてそこまで下落するかどうかといったところです。ここまでは予想が順調にきていますが、問題はここからの米株といったところでしょうか。米株の影響力が高まっているように感じる所です。先物の動きも併せて警戒すべきところでしょう。

FOMCがテーパリングの継続を決定したわけですが、これがやはり懸念されるところではあります。新興国の状況を考えても危うさは残る所です。これで問題が拡大した場合、バーナンキ議長は立つ鳥跡を濁す、といった評価になるのでしょうか。FRBの議長は最終的には結果責任を問われる厳しい職業です。マエストロと言われたグリーンスパン議長も評価を下げていますからね。

そう考えると、イエレン議長がどういった判断をするのかには注目です。バーナンキ議長としては少なくともQE3の解消の道筋をつけたと考えているかもしれませんが、最後の決定によって逆にテーパリングの方向性が逆流する可能性を残したのではないか、と思っています。もちろん、イエレン議長も副議長として参加しているわけで、責任は負っているわけですが、状況は想定以上に厳しい可能性もあり、リスク回避的な動きが強まる展開も頭には入れておいたほうが良いかもしれません。
今日はリスク回避的な動きが強まっています。上げ下げを繰り返しながら、といったところですが、やはり下げの勢いのほうが強い状況であり、警戒感が根強い所です。個人的にはドル円に関しては100円割れを見ているので、このまま下落といった動きを見込んでいますが、下値では買いたい向きも多そうで、なかなかその動きにはなっていかないのもしかたのないところでしょう。

個人的な予想としては、1-3月期に110円の高値をつけて今年の円安は終了といったものでしたが、思った以上に円安が進みにくい地合いになってきているようにも見えます。問題は新興国の動きと、それに対応しての市場の動きということになるわけですが、ロシア中銀も無制限の介入といった話が出ています。目先は売りが意識されているため、悪い材料に反応しやすい地合いです。中国の理財商品にしても話は前からあったと言いますが、その時は材料にならなかっただけで、今材料になってもおかしくはないわけです。特に下げる材料を探している状況下で市場が意識しないわけがない、ということだったのでしょう。取り敢えずは収まっているようにも言えますが、現状の市場の雰囲気ではもう一度意識されてもおかしくはありません。アルゼンチンの話にしても同じことです。トルコ・南アの両中銀が動いてもそれほど反応していないのも同じことです。

ただ、トルコ・南アの中銀の動きに関しては本来的には相場を押し上げる要因であり、悪い材料に反応する地合いが終了し、逆に良い材料に反応しやすい地合いとなった場合には一気に見直される可能性はありそうです。トルコリラ・・・ラジオでひろ子さんが買ったという話もありましたし、考えてみようかな、とも思っています。まだ下はあると思っていますが。

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