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2014年の経済に関しては、やはり各国の中央銀行の動向は非常に重要であり、その動向に一喜一憂する状況が続くのではないかと見ています。市場の中央銀行に対する依存度と言いますか、影響が大きくなり、金融政策によって動かされやすいところではあります。現に、今日もドイツのバイトマン総裁の発言によりユーロドルは一気に吹き上げました。要人発言に対する思惑が強まっており、突発的な動きとなりやすい状況となっています。やはり異例の金融政策を各国が続ける中で、先行きの不透明感が高まっており、確かな指標としての中銀の動きが意識されていると言ったところでしょうか。

とは言え、中銀の姿勢にブレがあることも事実です。景気の腰折れに関して、異常なまでに神経質になっているように思われます。米国ではテーパリングが開始されていますが、私はそのテーパリングですら途中で中断などを行うのではないかと予想しています。低インフレが低金利政策を許容する局面であり、そして、世界的に見ればインフレ率が高まる状況にもなさそうです。そういった中では中銀とすれば、慌てて引き締めを行うこともなく、QEの弊害を感じること無く継続するという選択肢があるようにも思われるところです。

現状でテーパリングを行っていることで、米10年債利回りが大きく上昇してきています。株価が堅調な動きを見せる中で、うまく流れを作ることができる可能性ももちろんあります。ただ、市場最高値を更新し続けてきたダウにしても、チキンレースの様相を呈しており、何時大きな調整が入ってもおかしくはないと思っています。もちろん、これに関しては下落を始めてから売れば良いとは思っていますが。そうした調整が見込まれる中で、米10年債利回りが高止まりしているということになれば、市場からすれば警戒感を一気に高める状況ではないのか、と思うところです。そうなった時に住宅関連の指標に腰折れ感が出てくれば、スパイラル的に下落といった展開があり得るところです。

そうなった際に、中銀は粛々とテーパリングを継続できるか、というと無理だと思っています。これは米国に限ったことではありません。日本もしかり、欧州もしかりでしょう。金融緩和のアクセルはかなり踏み込んでも大丈夫、と言った認識が出てきているようで怖いところではありますが、インフレが問題になりにくくなる中で、金融政策もその性格が変わってきている可能性もありそうです。

逆に言えば、中銀は異例の金融緩和がもはや異例ではなくなってきており、その意味で相場そのものは支えられる可能性が高いのではないかと見ています。
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2014年の予想の三回目ですが、日本の状況について考えてみたいと思います。まず、問題となるのは証券税制と言ったところでしょうか。NISAも問題となっていきそうですが、これらがどういった影響をあたえるのかに注目でしょう。ただ、このあたりの話は申し訳ありませんが、よくわからないところではあります。

その一方で問題となりうるのが消費税でしょう。駆け込み需要が出そうですが、その後の展開としては景気が大きく腰折れと言った展開となりかねず、警戒している状況です。日銀が動いてくる可能性が高いと見ていますが、それでどうにかなる、というものではないのではないと懸念しています。金融政策で実際の経済を持ちこたえさせることができるのか、といったところです。ここまでの金融政策はすでにかなり踏み込んでいます。そして、この金融政策によって消費が大きく伸びたというものでもないのでは、と思っています。

にも関わらず消費税の増税ということになれば、急激な消費の落ち込みも考えておいたほうが良いでしょう。ただ、小売の現場では消費税をそのままのせての販売は怖くてできない、という話もあるようです。そういった小売の努力がショックを和らげる可能性はないわけではないと思いますが、心理的な面を考えると消費が落ち込むのは避けられず、景気は腰折れするものと思われます。

そうなった時に、日経平均が下洛し、それに付随する格好で円高が進行する可能性が高いと見ています。個人的には1-3月で110円まで上昇し、そこから下落するといった動きを見込んでおり、消費税がその引き金となる可能性もあるということになるのでしょうか。ただ、4月1日の駆け込み需要や、その後の経済指標を見てから影響を見定めるといった動きになる可能性が高いのではないかと思っています。
2014年の予想の2回めですが、来年はFRBの議長が交代します。バーナンキ議長からイエレン氏となるわけですが、今回の人事に関しては女性初の議長であること、副議長からの初の繰り上げ人事であること、という2つの初めてが重なる人事となっています。これが何を意味するのか、といった点はわからないところではありますが、FRB議長は就任して間もないうちに市場から試されるといったことはよく言わるところです。今回もそういったことがあるかどうかに注目したいところです。

個人的に思うことではあるのですが、FRB議長に必要な能力というものは政治力にあるのではないか、と感じます。この政治力というのは指導力やカリスマ性と言い換えることができるかもしれませんが、FOMCをより良い方向へと導く力が議長には必要なのではないかと思っています。もちろん、情報を発信する力も必要不可欠です。問題はイエレン氏にその力があるかどうかと言ったところでしょう。特に現状の金融政策は異例の緩和政策からの離脱です。確かにバーナンキ議長が直近のFOMCにおいて道筋を示したということもできるのかもしれませんが、今後の展開を考えるのであれば、予断を許さない状況であることは事実ですし、状況によっては再度資産買入れ増額といったことがあってもおかしくはないと見ています。

今回、市場が議長を試す事があるとすれば、やはりテーパリングに絡むところではないかと見ています。目先は株高に反応しており、テーパリングに関しては問題ないのでは?と言った思惑が醸成されていますが、その一方で、米10年債利回りも上昇を続けています。現状は米経済の改善が意識されていることもあり、悪い金利上昇とはみなされていません。しかし、この流れはどこまでも継続していいものではありません。特に住宅指標に与える影響は大きく、一気にリスク志向の動きが巻き戻される可能性もあるでしょう。そうなった場合にテーパリングを継続できるのか、となると難しいと思っています。そして、そうなった場合に各地区連銀総裁との根回しがうまく出来るのか、と言ったところが懸念であり、そこで問題が生じると、さすがに厳しいでしょう。特に中銀が市場に与える影響が高まっているので、内部での意見対立が意識されるようなことになれば、市場が一気にリスク回避的に動くでしょう。

ただ、副議長からの昇格ということもあり、その点は気心がしれているということもあるかもしれません。この辺りはFRBがどういった組織かがわからないのでなんとも言えないのですが、個人的にはある程度はうまくこなすのでは、と思っているところです。一時的には市場が仕掛けてくる可能性は高いのではないかと思っていますが、テーパリングの中断や、いざとなれば増額も辞さない姿勢で臨むことで乗りきれるのではないか、と見ています。それでも底堅いだけで、調整の動きは入りやすいのではないかと見ています。
それでは、今日からしばらく2014年の予想をしてみたいと思います。やはり私はテクニカルアナリストなので、テクニカル分析をまずはやってみようかと思います。

来年のドル円に関してですが、年間の動きを見るには月足で見るのがやはりわかりやすいでしょう。現状の月足は1σで支えられて上昇する動きとなっています。2σをバンドウォークし、そこから調整が入っていたのですが、下値が堅く、横ばいでの調整が入ったことを考えると、次の動きとしてはバンドの上限まで上昇といった可能性が高いでしょう。となると、価格としては110円が意識されることになりそうです。バンドの上下限・中心線が上昇する中で、110円を大きくブレイクしての動きにはなりにくいところではありますが、バンドの上限が上昇している状況ですので、2~3円程度の上振れはあってもおかしくはないところでしょう。110円に関しては、おそらく早い段階での到達が見込まれるところです。

しかし、そこからの動きとしては上値を抑えられるのではないでしょうか。110円上の水準からは伸び悩み、下手をすると100円割れ、と言った動きが予想されるところです。と言うのは、バンドブレイクからバンドウォークの動きが見込みにくい中で、2σまで上昇することで、達成感からバンドの中心線を目指しての動きとなる可能性が高まるのではないでしょうか。110円までは後ローソク2~3本と言ったところでしょうか。そこから下落に転じると、バンドの上限から中心線まで現状20円程度の開きがあることを考えると、100円では支えられない可能性が高まる、という状況です。

しかも、RCIで見ると、短期線が天井打ちからの動きとなっています。ただ、現状は高値圏で下げ渋っての横ばいの動きとなっています。これが再度持ち直す可能性は見ておくべきですが、上値余地がない中で、再度天井うちとなった場合は調整の動きが意識されることになるでしょう。中期線が高値圏での横ばいとなっている以上、下値の堅さが意識されやすいところではありますが、短期線の動き次第では天井打ちとなる可能性もあるので、その点は注意が必要です。

テクニカル的に来年を見るのであれば、早い段階で高値を試し、そこから調整の動きで年末に向けては円高が進みやすくなるのではないかと見ています。下手をすると三尊天井の形勢もありうるところです。とは言え、バンドの中心線をブレイクするにはかなりのエネルギーが必要であることは事実でしょう。

また、明日以降に振れる予定ではありますが、ファンダメンタルズでは、やはりドル買いがサポートされそうで、下値では買い戻しの動きも見られそうです。再度バンドの中心線まで押しこむ前に戻すような動きがあれば、そこは逆に買い場となるでしょう。

調整の動き

テーパリングから上昇していたドル円はここに来て調整の動きとなっています。地震の影響があったという見方もありますが、104円を割り込んでの動きとなっています。一時104円台半ばまで上昇していたことを考えると、上値の重さが意識されています。問題はやはり105円ということになっていきそうです。ここはオプション絡みの動きもありそうで、さすがに売り圧力も高まりそうです。そうした中で年末の動きで突破できるかどうか、というとなかなか難しいところもありそうです。

突破するには米10年債利回りが3%を突破することは条件になっていくのではないかと見ています。テーパリングが行われている状況で、米国債利回りは上昇しやすい所です。しかし、米国株も堅調で、リスク志向の動きで円安に向かいやすいところではあります。この辺りが複合的に絡み合っていけば105円を突破ということになるでしょう。調整の動きがどこまで意識されるのか、といったところではありますが、今日もダウは上昇しているところで、どうにも調整の動きが入るのかどうかが不安になります。チキンレースが展開されていますが、年内は崩れないかもしれませんね。FRB議長の交代後に市場が議長を試すべく高値を維持させる、というのはさすがに穿った見方すぎるでしょうか。

テーパリング

FOMCにおいて、テーパリングが行われることが決まりました。これに関しては予想は外し、さらにその後の株価の動きもまったくもって想定外といった状況で、踏んだり蹴ったりといったところでした。前回のテーパリングの延期の予想があたっていただけに、残念な想いが強いのですが、それにしても市場の思惑がどこにあったのか、戸惑う所です。はっきり言ってしまえば、よくわからない状況です。

今日のラジオなどでは、テーパリングはもはや関係ない相場に入った、という話もありました。これは説明としてはテーパリングの規模が思ったよりも小さかった、と言うものに比べれば納得はしやすいものかと思います。ただ、これに関してはもう少し様子を見る必要があるかな、とも思っています。初動を考えると、その可能性は十分にありそうです。ただ、週末に一気に巻き戻されると、また流れの変化が意識されそうです。この辺りの見極めが非常に難しいところとなりそうです。

ただ、もう年内は終了といったイメージが有ることも事実です。今回の乱高下の後始末をして、年末に向けて動いていくといった展開となるのではないでしょうか。クリスマスもありますし、心穏やかに新年を迎えたいものです。とは言え、FOMCによって投げ込まれた爆弾の処理は一歩間違えると再び混乱をもたらす可能性もあるのかな?と懸念しているところではあります。

ポンドが急騰

FOMCを控え、様子見ムードが広がるかとおもいきや、ポンドが急騰する格好となっています。失業率などが意識されているものと思いますが、FOMCで反動が出るのか、さらに上値を追うのかに注目が集まるところです。

最終的には人事を尽くして天命を待つといったところとは思いますが、個人的には取り敢えずほとんど決済をして、寝てしまおうかな、といったところです。もうここまで来たらじたばたしても仕方ない所です。もちろん、リスクを取ってというのも悪くはない選択ですが、個人的な話で申し訳ありませんが、ちょっと別件で手が離せない状況になってしまっておりまして、そういった時はポジションを小さくしておく、と言うのは鉄則かな、とは思っています。
さて、ついに注目のFOMCが開催されるわけですが、FRBはクリスマスに市場を乱すことはしない、といった興味深い話があるようです。1970年以降、FRBが緩和姿勢を解除する場合、時期はいずれも第1四半期か第2四半期に限られているといったものがあるようです。これは偶然かもしれませんが、流動性が低下する時期にわざわざ動く必要はない、といった思惑があるのかもしれません。また、最近は雇用が特に重視されていますが、米経済に大きな影響を与える個人消費の中でも最大のイベントである年末商戦の結果を見極めてから、といったところかもしれません。

いずれにせよ、12月のテーパリングはないのではないか、と言った見方も依然として根強い所です。一方で、アストロ的には金星の逆行前にテーパリングを行ってしまうべきといった話もあるようで、さてさて難しいところです。そう考えると、やはりなぜもっと早い段階でやってしまわなかったのか、と思うところです。債務上限問題があったとはいえ、結果論としては雇用は腰折れしなかったわけです。どうにも後手に回っている感は否めません。

さらに言えば、今回のテーパリングでも問題はないのですが、それであればもう少し市場への織り込みが出来なかったのか、といったところもあります。やらないのであればその方向に織り込むことが出来なかったのか、といったところです。この辺りは難しい問題ではあると思いますが、米国の金融政策が市場に与える影響を考えるならば、あまり大きなサプライズは避けたほうが無難ではあると思っています。

年初来高値

今更感が強いことは事実ですが、今日年初来の高値を更新し、そこから104円を目指す動きとなったものの、そこから103円割れを意識しての動きとなり、目先はそこから戻しての動きとなっています。年初来の水準を目指す、もしくは突破する可能性が高いかな、とは思っていたので、そこまで驚きもないのですが、思った以上に早い段階での突破となっています。ただ、ここで調整の動きが入っているということは、テクニカル的には上値の重さが意識されそうです。

テクニカル的には上昇トレンドにあるようにも見えますが、バンドの上限に達したことを考えると、調整が入ってもおかしくないところではあります。問題はバンドの1σや中心線で支えられるかどうかといったところです。上述の通り上昇トレンド自体は維持されているので、それがブレイクされるかどうかがポイントでしょう。これが維持されれば、104円台も問題ないのでしょうが、さて、どうなるでしょうか。個人的には上値追いは難しくなってきているようにも見えますが、上昇トレンドが継続している状況で、積極的に売るというのはちょっと違うかな、といったところです。

最終的にはFOMC次第であり、しかもその結果が出てからやっても問題ないのではないかと思っています。
今日のラジオで話しがあったのですが、今年はヘッジファンドがクリスマス休暇をなかなかとれていないのでは?といったものがありました。ヘッジファンドといえば、一年間で稼ぐだけ稼いで、感謝祭の辺りで儲けているところはクリスマス休暇、といったイメージなのですが、今年はなかなかクリスマス休暇がとれているほど儲かってはいない、といった噂があります。

儲かっていないと言うと意外な感じもするのですが、儲かっていないわけではなく目標に届いていない、といったほうが正確でしょうか。ヘッジファンドが基準としているのはS&Pに対するパフォーマンスであり、その基準がとんでもない動きをされているので、多少儲かってもなかなか届かない、といった状況にあるといった状況にあるようです。

そう考えると、やはり大変な仕事だなぁと思う一方で、ヘッジファンドが年末までゴリゴリ動かしてくるとなると、FOMCの前後はやはりかなりの動きとなる事が予想されるところです。板の薄いところで大きな玉が出ることで大きな動きとなることもありますが、板が薄くない状況でFOMCに突っ込むと、市場の思惑が定まっていない状況での動きとなるわけで、かなり危険なところではないかと見ています。どういった結論になっても、一気に動きが出る可能性があるのではないかと思っています。

思わぬ動きが出る可能性も残るだけに、安易な押し目買い、戻り売りは避けておいたほうが良いでしょう。今日のラジオであった、下げてきたところでは買いというのは、大きな流れではいいようにも思いますが、どの程度の下落で買うのか、となると、意外と深いところまで待ったほうがいいのでは?と見ています。
円に対する買戻しの動きが意識されています。ここまでのドル円、クロス円の買いに対する調整の動きもありますが、米株が下げ幅を拡大していることが意識されている状況です。この辺りはやや難しいところもあります。つまり、年内のテーパリングに対する思惑が高まることで、米株が抑えられる一方、米国債利回りは上昇しての動きとなっているわけです。日米金利差で考えればドル円は上昇してもおかしくはないところではあります。

もちろん、この動きがいつまでも続くかとなると難しいところですが、取り敢えずテーパリングに対する思惑が強まると、円に対する買い圧力が強まり、ドル円であっても下洛する、といった動きが想定されているようです。

そもそも「米シンクタンクレポートが米量的緩和縮小開始の時期を来年3月ではなく、今年の12月か来年の1月があり得る」といった噂が流れたことで思惑的な動きが強まったわけですが、市場としては年内もしくは1月というのは、かなり高い確率と言った見方をしていたのかと思っていたので、個人的には今更感が拭えないのですが、思った以上に年内のテーパリングは織り込まれていないのかもしれない、といった感じで軌道修正する必要があるのかもしれません。

落ち着き?

取り敢えず、先週の雇用統計を通過したことで、まずは一山越えたといったところでしょうか。もちろん、来週にはFOMCが控えていることもあり、油断はできないところではありますが、年末に向けての動きであり、ファンドなども休みに入っているものもありそうで、そう考えると方向感の見えにくい状況ということができるでしょう。とは言え、年内のテーパリングに対する思惑が高まれば、それ相応の反応が見られるでしょうし、相場が荒れることも考えられます。ただ、目先は重要な経済指標も少なく、その意味で様子見ムードが高まりやすい局面にあるといえるでしょう。今週の週末辺りから動き出すイメージでしょうか。

それにしてもリスク志向の動きが強く、ダウは16000ドルを意識しての動きが継続しています。いつ調整が入ってもおかしくはないと思っていますが、まさか先週の動きで調整が終了ということはあるのでしょうか。個人的にはあってもおかしくはないと思っていますが、これもやはり来週のFOMCで流れが決まるということになるでしょう。

おそらくここからは何が起こっても結局はFOMC次第ということになるのでしょう。ここ最近は中銀の動きが相場に与える影響が大きすぎて、あまり望ましい状況とはいえないところだったのですが、まだしばらくはそういった動きが続きそうです。FRBやECBがどうにもぶれているような気がして仕方ないのですが、過去に例のない事をやっているのであり、ある程度はやむをえないところなのかもしれません。その意味で、柔軟な対応が望まれる所です。

結局は

米国の雇用統計は事前の予想通り、と言っては語弊があるかもしれませんが、それまでのADPやISMなどから判断すると、そこまで驚きではありませんが、非農業部門雇用者数が20万人を超え、失業率が7.0%まで下落しての動きとなっているわけですから、かなりの改善ということになるでしょう。特に失業率がここまで改善してきているわけですから、年内テーパリングに対する思惑が広がりやすいでしょう。利下げとは違うという話もありますが、方向性はそういったことになるわけですから、調整の動きが入ってもおかしくはないところでしょう。

問題は多少の調整が入った場面で、FEDが無用に動揺するといった展開ではないかと思っています。現状は粛々とテーパリングを行っていく、といったことが必要だと思っています。年内テーパリングに関してはまだ懐疑的に見ていますが、仮に縮小を決めた場合は、株価の多少の変動にも動じること無く継続することが必要かと思っています。中銀が目先の相場の動向に右往左往することにメリットはないと思っています。ここ最近は欧米の中銀に対する信頼を傷つけることが増えた気がします。

景気の先行きがやはり不透明であり、さらにインフレが低位で安定している状況下では、緩和に対する誘引が強い状況であることも事実です。少しでも懸念があれば緩和をしておけばいい、といった思惑がでてもおかしくはないでしょう。ただ、それにより歪みが出ることも事実で、先行きの警戒感は残りそうです。
雇用統計に向けて、思惑が強まっているところですが、現状では悪い数字が出そうな気がしません。今日の新規失業保険申請件数は明日の結果には関係ありませんが、30万を下回ったことはやはり意識としてはされそうです。ADPの結果などを考えても良い数字が出てきてもおかしくはないように思われます。

今日、ラジオで話があったのですが、ブラックフライデーやサイバーマンデーなどは、売り上げはイマイチ、といった話があるようです。所得は増えておらず、高額品を大量に買い込む、といった動きにはなっていないようだ、といった話です。それに関しては、そういったことも考えられるとは思いますが、それでも個人消費が持ち直してきていない、ということにはならないと思っています。もちろん、思った以上には回復していないという意見もあるとは思いますが、株価の上昇による資産効果や、雇用の改善などは進んでいるわけです。

もちろん、一時的な調整はあるかと思います。テーパリングに対する思惑から、好調な経済指標に素直に反応しないということもあるでしょう。テーパリングはかなり前からの議論であり、市場にインパクトは与えないという見方もありますが、ここまでの緩和を行うことも、そしてそこから通常の状態へと戻すことも体験したことのない未知の世界です。であるならば、市場からすれば、ポジションを調整しておきたい、という思惑に駆られるのでは、と見ています。今まで話題になっていたからといって、実際にそれが起こった時のインパクトが小さくなるかどうかは慎重に見極めたほうが良いでしょう。
今日はADPとISMが発表されたわけですが、その結果を見る限りといいますか、その結果に対する反応を見る限りといったほうがいいかと思いますが、指標よりも年内テーパリングに対する思惑で相場が動いている事がわかります。これまでもよく見られた動きですので、どうといったわけではないのですが、あまり健全な状況とはいえないでしょう。中銀が相場を作っているようなものですからね。年内のテーパリングに関する思惑がかなり高まっているということができそうです。特に米10年債利回りは大きく上昇しており、警戒感を表しているようです。

そうした中で、現状は株価が堅調な動きとなっています。一時的とはいえ調整が入ったことですし、押し目買い意欲も強い状況です。経済指標そのものは悪くはないだけに、底堅い動きが意識されています。このまま上手くテーパリングをすり抜けられるかが問題ではありますが、市場としては年内のテーパリングに関して、どの程度織り込んでいるのかがわかりにくいところです。そもそも低金利政策に関しては維持されるわけであり、テーパリングでどの程度の影響が出るものかがわかりにくいところです。

問題は10年債利回りが上昇して、その影響が出るということになるのでしょう。特に住宅に関して警戒感が強まるといったところでしょう。ただ、ここまで株価が上昇し、資産効果を考えると上手く乗りきれるのでは、といった見方があることも事実でしょう。個人的にはテーパリングによりかなりしっかりとした調整が入ってもおかしくない、といった見方をしているのですが、判断が分かれるところにはなりそうです。そもそも年内のテーパリングを行うのかどうかに疑問を持っているところではあります。
現状の動きはポジション調整といったほうがいいのでしょうか。ユーロ円などは140円に一度タッチして、底から70pips程度押し込まれています。ここからさらに売り圧力が強まるのか、それとも大したことなく戻していくのか、といった点に注目が集まりそうです。

現状でダウは50ドル前後の下落となっています。ここをどう判断するかと言ったところでしょう。一時16100ドルを突破しての動きから、現状は16000ドルを割り込んでの動きとなっています。ここに来てさすがに調整の動きが入ってくるのでしょうか。それとも調整らしい調整もなく、思った以上に底堅いと言った思惑が強まり、結局すぐに上値を追う動きとなるのか、判断が難しいところです。

個人的にはドル円などはいつ調整が入ってもおかしくない状況下での動きとみているので、それこそもっと大きな下落があってもおかしくはないとは思っています。法人税の問題棟もありましたし、意外と円安に行きにくい材料も出てきています。

とは言え、今週末の雇用統計次第でどちらにでも動くと言ったところであることは事実です。雇用統計が良ければ、リスク志向の円安と、テーパリングに対する思惑からのドル買いが起こり、それがドル円を押し上げるといった展開となりそうです。ただ、テーパリングに関しては、株価を押し下げる可能性もあるので、その点は注意が必要かとは思いますが。

103円突破

ドル円が103円を突破する動きとなっています。日銀消息筋の、来年4月の消費増税による景気腰折れ回避のため、政府がまとめた経済対策の素案がわかり、その一環として日銀がさらなる景気刺激策を検討、といった報道が出ています。さすがに日銀としても消費税増税に備える必要に迫られている、といったところでしょうか。ただ、それにより円安になり、物価上昇による消費減が意識されかねない、と言うのはある意味皮肉かもしれませんが、一時的なインパクトは意外と大きいかもしれません。状況としてはあまりよろしくないところかもしれません。

その意味で、株価の地合いは重要な要素かもしれません。円安を背景とした株高が継続するのかどうか、といったところに注目でしょう。現状は円安だけでなく、世界的な株高も好感されている状況ですが、この辺りで大きく伸びてこないと、消費税増税に向けての売りが意識された時に危険でしょう。その頃は米国もテーパリングが実施、もしくは意識されているものと思われるだけに、状況がさらに悪化しかねないところです。

現状では米経済は指標を見る限り堅調です。これがテーパリングで一時的な失速はあっても堅調な動きを維持することができるのか、といったところでしょう。テーパリングで底割れ、といった動きは現状では想定しにくいものではありますが、いかんせん、かなりの高値水準であり、調整の動きと相まって下落といった展開になったら、少し怖さはあるところです。

感謝祭

米国感謝祭ということで、相場には動きがありません。リスク志向の動きが意識されての動きが見られましたが、その動きもほぼ収束しており、狭いレンジでの動きとなっています。恩赦された七面鳥の事を思いながら、今日はこの程度で、といきたいところではありますが、さすがにこれでは短すぎるかな、とも思っています。

感謝祭開けの月曜日はサイバーマンデーとも呼ばれていますが、このあたりの小売の動向はやはり注目です。ここで米国の消費が好調とい事になれば、経済の先行きに対する期待感が高まるでしょう。ただ、そうなると12月テーパリングに対する思惑が高まることにもなるのですが・・・

現状ではやはり期待感が相場を押し上げている状況であり、知ったらしまいとなる可能性が高いようにも感じています。これは小売にかぎらず、多くの経済指標に対して言えるのではないかと見ています。住宅に関してはここまでの警戒感が払拭されてきていないだけに、良い数値には素直に反応しそうですが、小売や雇用、消費者信頼感などは警戒しておいたほうがいいかもしれません。

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