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米国債利回り

ここに来て米国債利回りが上昇しての動きとなっています。7年債入札の倍率が2009年来で最低となったことで、需給の弱さが意識され、債券に対する売り圧力が強まっています。債券利回りが大きく上昇ということになれば、ドルに対する買い圧力が高まることが予想されるところです。ただ、ユーロはマイナス金利に対する思惑が低下しており、ユーロドルが急激に下落ということにもなりにくくなっている状況です。

となると、そのあおりを受けるのはドル円ということになるのでしょうか。急激な円安が起こることによる物価高などを警戒する論調が出てきていますが、目先は円安による株高というのを目指しており、またインフレを上げることに躍起になっている状況ですから、それはそれで問題なしということになるのかもしれません。個人的には物価高は望むところではないのですが、それにより経済が好転するのであれば、それはそれでやむを得ない、といったところではないかと思っています。問題は本当に景気が好転するかどうか、と言ったところではあるのですが。

そう考えると、インフレが円安によってもたらされた場合はやはり危険をはらむということになるのでしょうか。円安により輸出が増えるのであれば、問題にはならないかもしれませんが、海外移転などを推し進めてきただけに、すぐに状況が好転するかとなると難しいところもありそうです。となると、現状の円安はやや速度が早過ぎるのではないか、と言った懸念も生じます。結果的に上手く回ってくれればいいんですが・・・
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米国の経済指標はまちまちとなりました。方向感の見えにくいところではありますが、ダウは相変わらずの堅調地合いを維持しています。少し下げても買いが入ってくる、といった状況です。過剰流動性が全て米株に集まっているのではないか、と錯覚したくなる状況です。仮にそうだとすると米国のテーパリングが調整の引き金を引く可能性があるということになるのかもしれませんが、年内のテーパリングが果たしてあるのかどうか、といった状況になっています。

個人的には年内のテーパリングは難しいといった見方を崩していませんが、問題となりそうなこととしては来年の頭にはテーパリングを行う、というった発言が出ることで、市場が動揺するといった展開でしょうか。市場は早め早めに織り込んでいくものですし、テーパリングの実施時期が早まるといった思惑になる可能性もあります。かなり楽観で突き進んできていますが、意外と脆さを露呈する可能性は否定出来ないところでしょう。

とは言え、一時的には調整が入ったとしても、大きく崩れる、といった展開を想像しにくいことも事実です。案外良い買い場として意識される可能性も捨てきれないところです。

いずれにしても、次回のFOMCは注目度が高く、相場が大きく揺れる可能性が高そうです。どういった結論になるにせよ、踏み込み過ぎて市場を動揺させたり、姿勢がブレるようなことは避けて欲しいところではあります。
ダウがさらに上値を伸ばす展開となっていますが、仮にしっかりとした調整があるのであれば、買いが買いを呼び、急激な上昇となった後に来るのではないか、といった見方があることも事実です。つまり、スパイクトップが形成されての動きとなるのではないか、といった見方です。これに関してはその可能性もある、としか言い様がないのですが、そうなった場合の上値が一体どこまで来るのか、といったところが注目となるでしょう。そもそもここまでかなりの上昇となっているだけに、さらに上昇といった展開はかなりキツイところではあります。

ただ、トップの形成はスパイクトップに限りません。ソーサートップやアイランドトップもあり、上値更新が難しくなり、それでも買い圧力が強く下値を支え、横ばいでの動きとなって、ずるっと下落して高値を形成するというパターンも存在します。現状がそういった形にはなっていないので、そうなるとも言い難いところではあります。結局は出たところで勝負するしかないのですが、スパイクトップになった場合は多少動きとしてはわかりやすいのですが、どこで入るのか、ナイフを掴みに行くタイミングが難しいところです。

今のところは調整の話になっていますが、ここまで強気の相場が継続するとは、さすがに思っていませんでした。最終的には中銀の動きということになるのでしょうけど、ここまで相場を押し上げているだけに、山高ければ谷深しという格言も意識されてしまう可能性がありそうです。どうも現状の中銀の対応はやり過ぎに感じるのですが、インフレが起こっていない限りは正当化されるのでしょうね。

欧州経済は

欧州経済はそこまで悪いのか?と思わざるをえない状況です。依然としてマイナス金利の検討といった話が再燃しています。もちろん、個人的に欧州経済が良いと思っているわけではないのですが、前回利下げを行って、さらなる動きというわけですから、さすがに疑問を感じるところではあります。

そもそも前回の利下げにしても、ドイツ連銀総裁を始め、反対もけっこうあったようですし、まずはその効果の見極めなどが先に来るのかな?と思っていたのですが、かなり積極的に動いている状況です。つまり、そこまで積極的に動かないとにっちもさっちもいかない、ということなのでしょうか?米経済がここまでの改善を見せる中で、やや違和感を覚えるところではあります。もちろん、米経済が良いからといって、欧州経済がそのまま良くなるわけではないのですが、ここまで中銀がなりふり構わず動いている状況ですので、かなり悪いという認識を持っているということなのでしょうか。

仮にかなり悪いという認識で、それが正しいのであれば、次はユーロ発の爆弾が投げ込まれるのでしょうか。そうなると、ドル高・円高といった動きになるのでしょうか?その一方で、ポンドなどは堅調であり、オセアニア通貨はユーロ以上に弱そうです。依然としてごちゃごちゃした動きが展開されそうで、わかりにくい相場展開となりそうです。

ドル円の100円

ドル円が100円を意識しての動きとなっていますが、100円をうわ抜けた割にはそこから重く、再度割り込んだ割にはそこから堅く、といった展開となっています。テクニカル的には100円突破自体が驚きだったのですが、ここに来てやや天井打ち感があることも事実です。ただ、ここまで下値の堅い状況下で、どこまで下値を追うのか、といった点は不透明といいますか、そこまでの下値追いはないのではないか、と思ってしまうところでもあります。

問題は上昇となった時かな、とは思っています。というのも月足でみると、調整が入らない場合は107円上の水準が見えてくる状況にあるということがあります。現状ではまだ下値余地もあるのですが、入るポイントによっては10円近くとれるのではないか、と思うところでもあります。どこまで引き付けるのかが問題となってきそうですが、個人的にはまだ下値余地があるのではないかと見ています。その一方で、下落の仕方によってはその後の戻しが抑えられる状況となってしまうため、なかなか判断が難しいところでもあります。

ただ、今回のドル円の100円は意外とあっさりと突破しましたし、下抜けもあっさりとしたものでした。そう考えると、どの程度この100円の節目を意識したらいいのか、といったところに疑問が残るところです。こういった状況が継続するとなると、じり高・じり安といった形で100円を挟んでの動きとなってもおかしくはありません。レンジがやや上方にずれただけで、方向感そのものは見えにくい、といった展開も頭の片隅には入れておいたほうがいいかもしれません。

イエレン氏

イエレンFRB副議長の上院銀行委員会での証言が終了しました。副議長としてバーナンキ体制を支えたことを考えると、目先はそれほど大きな転換はできない、と見るべきではないかと思いますが、大体その思惑通りのシナリオといったところではないかと思います。緩和に関しては継続されそうですし、取り敢えず現状維持といったところではないでしょうか。

そうこうしているうちにドル円は100円をつけての動きとなりました。個人的には難しいのではないかと見ていただけに、その点においては残念な状況となってしまいました。ここからの動きをまた考えていかないといけませんが、こうなってくるとさらに上を目指すのか?といったところが焦点になってきそうです。ダウがここまで上昇するとは予想できませんでしたし、下値の堅さがかなりきついといったところとなっています。これをもってバブルではない、と言い切るイエレン氏の自信もすごいのですが、仮にバブルであっても現状の金融緩和を修正すればいい、というのはあるかもしれません。その意味で、手段はいくらでもあるということになるのでしょう。逆にここから再度下落となった場合は手段が限られるだけに厳しい状況という認識で問題ないかと思います。そう考えると、少し位株でバブルが発生した方がいいと思っている可能性もありそうです。インフレも高まらない中での動きですし、のらりくらりとテーパリングを引き延ばし、といったことをしかねない、といったことも頭に入れておいたほうがいいのかもしれません。株価が上がり、インフレも抑えられている中で、引き締めに動く要因は少ないのかもしれません。
現状はやはり中銀の動きに対する思惑から相場が動いているということになるのでしょう。英国のインフレ報告やブラードECB理事のマイナス金利採用の可能性に対する発言などで相場が大きく揺れ動いています。世界経済はその意味ではやはり異常時であり、中銀に求められるものが依然として大きい、ということになるのでしょう。米国に関しては逆に年内のテーパリングに関する思惑もあるのですが、実際問題としてはやはり中銀に対する思惑で相場が大きく動いており、なかなか難しい状況となっています。

中銀の動きが活発になる、もしくはその動きが強く意識される局面においては、経済指標の結果とは逆の思惑で相場が動くことが多くなります。つまり、米国などでは良い指標が出てもテーパリングに対する思惑から下落したり、悪い指標でも同様に上昇したり、といった状況になってしまいます。特にダウを始め、株価が高値圏にあるものも多く、荒い動きを誘発しかねない状況となっています。中銀としてはそれは余り望むところではないようにも思うのですが、結果的に中銀が相場を動かしてしまっている状況となっています。当局が相場を作ってしまっている状況です。

現状ではそれでも株価が上昇しており、問題無いということなのでしょうけど、いつまでも金融緩和を続けることはできないでしょう。インフレに関しては金融緩和によって急上昇といった雰囲気にはなっていませんが、今後はどうなるかわかりません。特に株価がここまで過熱気味に上昇する中で、急激な調整が来ないとも限りません。特に材料がなくても、何の前触れもなくいきなり下げる、ということがあってもおかしくはありません。そういった状況も勘案して中銀は切り札を残しておくべき、とも思うのですが・・・
経済指標の悪化を受けて、ポンドに対する売り圧力が強まっています。これも中銀の動きに対する思惑がありそうですが、金融政策が相場を大きく動かす状況が継続しています。その意味で、消費者物価指数の重要性が増しているようにも思われる状況です。FEDは失業率の状況がテーパリングに重要としていますが、インフレが低すぎる状況に警戒感が強まっている状況です。

とは言え、先進国においてインフレが高まる状況となっていくのかどうか、といったところは考える必要がありそうです。もちろん、商品価格の上昇や為替の動向などもあるので一概には言えませんが、インフレにこだわるのがいいことかどうか、という気もしてきます。インフレが高まらない限り、金融緩和を永遠と続けていいものかどうか、といったところは考えたほうがいいのではないでしょうか。現にECBは消費者物価指数が予想を超えて低下したことで利下げを断行する展開となり、それがユーロ安をもたらしました。ドイツなどにとってユーロ安は望ましいことかもしれませんが、市場に動揺を与えたことや、各国の通貨安競争が再燃してくるのではないか、といった懸念が強まってきます。新興国にとって厳しい状況となり、不満が高まる可能性もあるでしょう。

状況としては、やはり持ち直してきている米国頼みなのかな、とは思っていますが、現状で米国もどの程度の事が出来るのか、特にテーパリングがスムーズに行くのかは不透明です。その意味で9月にやっておけば、と思わずにはいられないのですが、年内とは行かなくても道筋をつけておいて欲しいところではあります。

1月FOMC

まだ先の話になるのですが、1月のFOMCにおいてバーナンキ議長がイエレン氏に運営を任せる可能性がある、と言った指摘が出ているようです。議長指名の承認を上院が1月1日よりも前の段階で行う可能性が高く、バーナンキ議長からのスムーズな移行を目指しての措置とのこのです。現状ではイエレン総裁誕生で一致しているようで、まさかの大どんでん返しもないでしょう。この辺りはほぼ予想通りの展開であり、特段驚きもありません。

ただ、そうなると、1月のFOMCに対する注目度は俄然高まるでしょう。年内でのテーパリングに関しては市場は期待感が高まっていますが、個人的には難しいと見ています。もちろん、バーナンキ議長からすれば少しでも道筋をつけておきたいという思惑があるかもしれませんが、ここまで来てという感じです。しかし、1月にイエレン氏に運営を任せ、そこでテーパリングという可能性は否定出来ないところではないかと見ています。

その意味で、イエレン氏がどういった判断をするのか、また上手くまとめることが出来るのか、といったところに注目が集まることになります。試されるFOMCということができそうです。ただでさえ副議長からの昇格・女性、という2つの初めてを抱えての人事となるわけです。その手腕に注目が集まらないわけがありません。これは資質の問題ではありません。何事も初めてであれば注目を集めざるを得ません。しかも舵取りがかなり難しい局面となっているわけで、その意味でも1月のFOMCは波乱含みということになるのかもしれません。FOMCにおける議長の役割はやはり大きいですからね。

米雇用統計

米雇用統計は、失業率が悪化したものの、それは市場の想定内であり特段材料視されていませんが、非農業部門雇用者数が市場予想を大きく上回り、サプライズとなりました。政府部門の閉鎖の影響はどこへやら、といったところでしょうか。前回の数値も上方修正されており、米国経済はしっかりしている、といった印象を強めました。

ただそれによって、年内にもテーパリングといった話が持ち上がっています。市場は相変わらず性急です。催促相場に入ってくることはあまり望ましいことではないかな、とは思っています。少なくとも年内にテーパリングといった話にはならないのではないかと見ていますが、これによって相場が乱高下しやすい状況になってしまっているような気がします。その後に発表されたミシガン大学消費者信頼感指数で多少の修正がされているように感じますが、おかしな流れにならなければいいのですが。

とは言っても現状の相場の思惑から色々と考えていかなければならないでしょう。取り敢えず、欧州圏は利下げを行っており、先行きに関してもユーロの上値は抑えられていきそうです。その一方で、米経済の堅調が際立つ状況となっています。その意味でユーロに対する売り圧力とドルに対する買い圧力が同時に起こるといった展開となっています。そういったことを考えると、ユーロドルの上値は重くなっていきそうです。以外と下げ幅を拡大する展開も見ておいたほうがいいのではないかと思っています。
ECBが利下げに踏み切りました。個人的に確率はかなり低いだろうと見ていただけに、かなり衝撃を受けています。欧州がそこまで悪い、という認識もなかったです。もちろん、良いとは思っていませんでしたが、ちょっと中銀はやりたい放題にも感じる状況です。そもそも先進国に関してはなかなかインフレにはなりにくい状況となっており、消費者物価を持ちだしてここまでする必要があるのか、疑問に思っています。ただ、疑問に思ったところでやってしまったものは仕方ないですし、今後の展開を考えていかないといけないでしょう。

為替相場はユーロに対する強烈な売り圧力が巻き起こりました。ある意味しかたがないでしょう。市場としてもやはりサプライズといったところです。最近の中銀はどうも市場との対話が上手くできていないように感じます。昨日の「消費者物価が下がっているだけで利下げに繋がるものではない」といった趣旨の話は何だったのだろう、と思わざるを得ません。無用に市場を混乱させているだけに感じます。それで良いと思っているのでしょうか?どうもFRBと言い、ECBと言い、ブレが目立ちます。今回のECBをブレと見るかは意見が分かれそうですが、市場に対する混乱をもたらしたことは事実でしょう。

ただ、その後の動きは、米GDPが予想を上回ったにもかかわらず株価が抑えられての動きとなっています。twitterの上場が意識された、との噂もありますが、明日の雇用統計に向けてのポジション調整でしょう。それにしても、今回のECBの決断は、予想が外れた、という恨み節も込められていることは否定できませんが、なんだかなぁ、と思わざるをえない所です。

ダウ上昇で

ダウが上昇し、さらに米10年債に買いが入る展開となっています。教科書的にはリスク資産の株と安全資産である債券が同時に買われるというのはおかしなはずではありますが、QEに対する思惑からこのようなわかりにくい展開となってしまっています。また、ダウの上昇に関しては個別株の選好といった思惑もあり、わかりにくさが増しているところとなっています。そのわかりにくさは経済指標に対する反応にも現れているように思われます。個人的には9月にテーパリングがなかったにもかかわらず、年内にテーパリングというのはどうにも違和感があります。経済指標も思ったよりも悪化していない、といった表現が多く、さらに予想を上回るものも散見されていますが、状況が大きく改善しているとはとても思えない所です。FRBは完全に時期を逸したのではないかと思っています。

とは言え、政府部門の閉鎖とい異常事態に対応したということは出来るかもしれません。テーパリングと政府部門の閉鎖で相場が崩れていた可能性も指摘できるところでしょう。この辺りは非常に微妙な問題であり、FRBがどこまで政府部門の閉鎖までを織り込んでいたのかといったところはわかりませんが、結果的にはうまくいったと思っている可能性もあるでしょう。ただ、その一方でタカ派は政府部門の閉鎖によりテーパリングの時期が遅れることはない、といった趣旨のことを話しており、先行きの予想が難しい所です。これに関してはタカ派とハト派の思惑の違いということでいいのでしょうけど、全体としての方向感が見えにくく、対応しにくい所です。

結局は指標に対して一喜一憂する状況が続くということでしょう。特に今週は雇用統計があり、政府部門閉鎖の影響が懸念される状況にあります。仮に10万割れなどということになったら衝撃は大きそうですが、逆に15万超えとなってもインパクトは大きいでしょう。どうも米国は政府も中銀も相場の波乱要因を作ってしまっている状況で、頭の痛い所です。

利下げの思惑

野村ホールディングスのストラテジストによると、今回のECBにおいて利下げは行われないといった予想を85%の顧客が予想しているそうです。一方、12月の利下げを54%が予想しているそうです。

この数字をどう見るべきでしょうか。顧客の予想というのがよくわからないところではありますが、少なくとも今回の利下げに関しては可能性は低いと見ている人が多く、個人的にも同じ考えをしています。今回の利下げの思惑はユーロ圏の消費者物価が思った以上に低いところから持ち上がったように感じるところではありますが、唐突な感じは否めません。もちろん、経済の動向などを見極めてと言ったところではあると思うのですが、もう少し様子を見ておいたほうがいいのではないかと思っている所です。

問題は年内の利下げがあるかどうかといったところでしょうか。54%が利下げを予想というのはなんとも言えない数字です。この段階でどうこう言っても仕方ないところではありますが、一応過半数が利下げを見込んでいるという認識でいいでしょう。ここから指標が数多く発表されるわけで、それを見ながら織り込んでいくのでしょうけど、現状のユーロドルの動きなどを見ると、早くも折り込みに入っているようにも見えるので、その点は注意が必要かと思っています。つまり、経済指標などでその思惑が揺れ動き、それに伴い相場が荒れるといったことは考えておいたほうが良さそうです。

さすがに

さすがに今日は全体的に動きの少ない展開となっています。東京市場が休場だったこともあるのですが、何より今週はこれから重要指標がかなり盛りだくさんとなっていることから、様子見ムードが強まる状況となっています。週末の雇用統計もそうですが、利下げも噂されるようになったECB理事会、米国のGDPも外せないところです。米国の状況は政府部門の閉鎖を受けて、予想がよくないところです。その予想を超えて悪くなった場合、例えば非農業部門雇用者数が10万人を割り込むなど、といった動きになれば、さすがに市場も目をさますと思いますが、ある程度の数値だとリスク志向になってしまう可能性は否定出来ないかな、とは思っています。市場の楽観といいますか、株価に対する押し目買い意欲はかなり強いと見ています。

問題としては市場がリスクに対する認識を改めた場合にどの程度の下落となるか、と言ったところでしょうか。個人的には結構下げてもおかしくはない、と言った見方を崩していませんが、ここ最近の動きを見ていると、QEに対する思惑からか、下げてこない状況になっています。異常な緩和がもたらした動きであり、FEDとしては嬉しい誤算なのかもしれませんが、劇薬がいずれ経済をとんでもない方向へと運んでしまいそうで怖いのですが、市場としては取り敢えず行ける時に行く、と言ったところなのでしょう。それ自体が誤っているとは思っていませんし、それしか対応のしようもないでしょう。その上で、下げだしたらそれに伴って反応するしか方法はないのでしょうね。

11月になり

11月になりましたが、目先はドルに対する買戻しの動きが継続されている状況です。今日はポンドに対する売り圧力が強まりましたが、ユーロに対する売り圧力も強く、反射的にドルが買われている、といったところでしょうか。さらに米国債利回りが上昇しています。QEに対する思惑から、債券の方向感はどうにも見えにくくて個人的に困っています。

ダウもかなり強かったのですが、現状は上値を抑えられています。ダウはもっと下げても良いかなとは思っていますが、個別株に対する物色もあり、下げ渋っている状況です。ドル円にしてもそうなのですが、ストップを巻き込んでの動きとなった場合が怖いところです。つまり、ここまで下げてきたら買いが入っていたわけですが、それを突き破って下落ということになれば、一気に下げ足を早めるのではないか、と思っています。多少、ポジショントークもあるのですが、警戒をしておいたほうが良いとは思っています。

そういえば、来週から北米は夏時間が終了するわけですが、指標は大体1時間遅くなります。株式市場もずれます。これによる影響はそこまではないかと思いますが、雇用統計ナイトなどは結構大変かもしれませんね。私にはあまり関係ないかもしれませんが・・・
ユーロ圏のインフレ率がおどろくほど低く、利下げ余地があるのでは?と言った思惑が出てきています。11月、もしくは12月のりさげがあるのでは、と言った展開となっています。米国のQE縮小が後ずれし、全体的に金融緩和の長期化に対する期待感が強まる状況となっています。それにより、ユーロが大きく下げる動きとなっています。実際問題として利下げに踏み切ることが出来るのかどうかは定かではありません。

そもそも現状の欧州の状況は米国に隠れてしまっている状況でわかりにくく、利下げが必要かどうかと言ったところを考えていく必要がありそうです。欧州の経済がいいとは思っていませんが、慌てて利下げをするレベルなのかどうか、と言ったところには疑問を感じている所です。もちろん、今回の失業率が悪化した事は警戒すべき話であり、利下げを行いたいという誘引はありそうです。ただ、切り札をここで切ってくるかな?というところもあります。

米国の経済の状況もはっきりとしない状況で、今日のシカゴ購買部協会景気指数がとんでもない良い数字となっています。ただ、個人的には悪い数字に対する反応が薄い状況が基本的には続いており、その違和感が解消されるときに下げ圧力が強まりかねないのでは?と言った見方をしています。ダウが大きく下げる材料もそれほどなさそうですが、それでも調整の動きが入ってもおかしくはないところです。下げが下げを呼ぶ動きがあってもおかしくはないのでは、と見ています。

FOMC

今日はFOMCが行われ、3時にその結果が出ます。バーナンキ議長の会見も予定されていませんし、現状維持が既定路線であると思われる中で、特段サプライズはなさそうです。今のところ、株価が若干上値の重い動きとなっており、為替相場は若干ドル売りといった所です。10年債利回りが下げ幅を拡大していますが、ドル安はその影響もありそうです。今回はそれほど大きな動きにはならないのではないかと思っていますが、さてどうなるでしょうか。

問題としては、FOMCに向けて織り込んだ動きに対する調整がどうなるかといったところでしょうか。個人的には市場ごとに織り込み方が違っているようにみえるだけに、発表後にワケの分からない動きとなる可能性も意識はしています。これに関しては市場の思惑で動いてしまっている状況であるだけに、その修正が入ることは想定しておかないといけないでしょう。知ったらしまい、という状況になりやすいのは米株かな、と思っていますが、今日の段階で上値の重さが意識されており、その流れを引き継ぐ可能性が高いのではないかと見ています。

そもそも、今日はADPも予想を下回っており、その意味でも警戒をすべき局面であることは事実です。もちろん、QE縮小が後ずれ、という思惑もあるのでしょうけど、それを織り込んでいないということはありえるのだろうか?といった印象を持っています。今回、もしかしたらQEを縮小する、と考えている向きが果たしてほんとうにあるのかどうか、といったところです。個人的に年内も厳しくなったと修正せざるをえないかな、と思っている所です。この状況下でやる可能性は皆無でしょう。もちろん、わざと相場を動かしている、という見方もできるとは思っていますが・・・

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