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NY金相場がとんでもないことになっています。さすがにここまでの下落は記憶にありませんが、今日だけで実に9%下げている状況です。130ドル以上も下げて大丈夫なのか、先行きに対する懸念が強まります。金の下落に関してはキプロスからの金売りに他の欧州各国が同調して売りを出した、と見られています。特にポルトガルからの金売りが意識されているとのことです。相場は売りが売りを呼ぶ展開で、パニック的な動きとなっています。この流れを受けて、銀も大きく下げています。と言いますか、銀のほうが下げ率が11%となっています。プラチナ・銅も売られ、原油も3%超の下落となっています。落ちるナイフを掴みに行く必要もないと思いますが、金に関しては長期的に見ればドルの減価に伴う上昇といった動きにはなっていくと思います。現状では出口戦略が意識されているのかもしれませんが、そもそも出口戦略はまだまだ先の話であり、市場の織り込みは行き過ぎではないかと見ています。

それにしても、ここまで急落してくるとは思ってもいませんでした。確かに保有量が多い欧州の中銀が金放出となればインパクトが強いことは事実なのですが、アジアの中銀の買いなどもあり、下値は支えられやすいのかな、と思っていたのですが、下げている相場を見て、買い控えが起こっている可能性もありそうです。そうなってくれば、オーバーシュート気味に下げる可能性もあるでしょう。逆にそこは買い場となるのかな、と思っていますが、まだ手を出すには時期尚早かな、とも思っています。
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