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日銀への期待感、ともいうべき動きだったのでしょうか。日銀が現状維持を決定、ということで急激な円高となり、米国のGDPが予想を下回ったということで、さらに押し下げられる動きとなりました。

日銀金融政策決定会合、米GDPに関してはほぼ予想通りだったのですが、まさかここまで円高が進むとは思っていませんでした、この文章を書いているときは98円を割り込んでの動きとなっています。ミシガン大学消費者信頼感指数が良かったことで、下値が支えられており、さらにダウは上昇しての動きとなっています。流れのわかりにくい状況です。その一方で、米国債利回りは大きく低下しての動きとなっています。リスク志向、回避に関しては最近はあまり当てはまらないのですが、それにしても今日の動きはあまりにもわかりにくい、といった状況です。

結局はリスク回避的な動きが意識される一方で、過剰流動性、つまり金余りの状況が株価の下値を支えている、と言ったところでしょうか。今までも過剰流動性が意識されてきたわけですが、そういった時でも調整が入った場合は大きなものとなることもあります。その点は注意する必要がありますが、目先はここまでの状況でも下げないという点を意識しておいたほうがいいかもしれませんね。ただ、もう5月。あまりにも注目されているSell in Mayですが、ここまで注目されると、急落はないという見方もあります。個人的には警戒しているところですが、さてどうなるでしょうか。
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ECB利下げ?

ECBの利下げに対する期待感が高まっているようです。経済指標が芳しくない状況下で、条件が揃えば利下げも辞さず、と言った発言が目立ってきており、5月2日にも利下げを断行する、と言った見方が増えているようです。ノムラ・インターナショナルやUBS、RBSやコメルツ銀行などからそういった話が出ているようです。

現在の欧州の経済状況の判断は結構難しい所です。というのも、市場の目は欧州にはあまり向いていません。もちろん、経済指標の悪化は懸念すべきところであり、イタリアなどの政局不安も先行きに対する警戒感を高める要因となりうるものではありますが、いかんせん、現状の市場の注目は米国にあることは否定出来ないところでしょう。そうした中で、利下げを断行する効果は若干薄まるものと思われます。そういった中でも行わなければならないところが厳しい所ではあるでしょう。

この辺りの動きに日本の金融緩和が影響を与えているのか、といった点は考えたおいたほうがいいかもしれません。つまり、表立っては言われていませんが、通貨安競争の再スタートの口火を切った可能性があるかもしれません。表面上はなんとでも言えますが、金融緩和によって通貨安がもたらされることは事実です。取り敢えずG20は通過していますが、今後もこの手の話題は尽きないでしょうし、それにともなう発言によって相場が乱高下といった動きにもなりかねないので、その点は頭に入れておいたほうが良さそうです。
AP通信の記者のツイッターがハッキングされ、オバマ大統領が負傷と言った誤報が市場を駆け巡り、それにより相場が撹乱される・・・こんなこともあるんですね。ダウは瞬間で100ドル上下動しての動きとなりました。さすがにちょっと信じられない動きでした。タイミングとしては2年債入札発表と被っており、これが意識されたのかと勘違いしてしまいましたが、実際は誤報が原因とされています。

それにしても、こういったこともあるんですね。さすがにちょっと信じられないところです。ハッカーによる相場操縦といっても過言ではない状況です。ある種のインサイダーということができるでしょう。犯人がこれを利用して利益を得たのかどうかは定かではありませんが、今後もこういったことが起こるのではないでしょうか。そう考えると、非常に危険な状況ということができるでしょう。これからこういった事件が起こる可能性が高まるのではないか、といった懸念が生じます。今回の問題で、相場を動かすことができるということが、はからずも示されてしまった格好となっていますからね。

それにしても、株急落・債券利回り急低下・ドル/円急落といった動きが起こったわけですが、やはり米国の大統領が負傷、さらにホワイトハウスで爆発となるとインパクトは大きい所です。ここ最近、米国で色々な事件が起こっていますが、地政学的リスクにあまり晒されて来なかった米国が、9・11から変わってしまったと言われていますが、現在も非常にキナ臭い状況になっています。リスク回避的なドル買い、といった具合には行かないかもしれません。米株が堅調であるだけに、さらにこういった事態には警戒感を高めておく必要がありそうです。

100円が

果てしなく遠く感じる状況となっています。さすがに今日は行くかな、と思っていたのですが、オプションの防戦などもあったのでしょう、結局届かずに、一時99円台をも割り込む動きとなっています。米国の中古住宅販売が市場予想に届かないなど、警戒感が高まったことも嫌気される状況です。テクニカル的には今週にも届くのでは?と見ていますが、思った以上に売り方の粘り腰に跳ね返されています。逆にこういった状況では、突破した後が怖くもありますね。売り方のロスカットが一気に相場を押し上げて、といった動きになる可能性も否定はできない所です。とはいえ、まずは突破するかどうかが問題なのですが・・・

5月に対する懸念はいろいろと言われていますが、アノマリー通りのSell in Mayとなれば、株価はしっかりとした調整が入るでしょうし、そうなれば円安基調にも変化が生じるでしょう。日銀の動きなどを考えれば、急激な円高進行は避けられると思いますが、株価が崩れてくれば100円突破は厳しくなっていくでしょう。そう考えるとやはり今月中に100円突破というのがタイミング的には考えたいところでしょう。個人的には十分可能性があると見ています。といいますか、101円上の水準が高値として意識されることになるのではないかと見ています。

今週は相場が荒れ気味となりましたが、個人的にはやはり米株の動向は気になるところです。しかし、状況が悪いかというとそういったことはないとは思っているのも事実です。前回の雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を大きく下回りましたが、それでも企業業績は悪くはありません。実体経済に対する懸念が、といった話はよく聞きますが、少なくとも外から見ている限りにおいては、米経済が急激に失速するということは考えにくい所です。

ただ、市場の心理としては高値を更新してきたダウであるだけに、調整が入ってもおかしくはない、そして入ったときはすぐに手仕舞い、といった準備をしているのではないかと思っています。現状は下げたところで買い戻しが入っているので、問題にはなっていませんが、買い方の投げが出る水準まで下げてきた時は、やはりオーバーシュート気味の動きとなるでしょう。そうなった場合は資金がどこに動くのか、ここまで下げてきた金に動くのか、それともさらに米国債に動くのか、それとも今度は現金化が進行し、債券も商品も、もちろん株もドルも下落といった動きになるのでしょうか。可能性としては一時的には現金化の動きが強まるとは思いますが、実体経済の堅調が意識され、さらに出口戦略期待の後退、そして過剰流動性が残るなかでは、結局は株などに資金が戻っていくものと思います。

ソフトバンク

今日のForexRadio内で、ソフトバンクの米国携帯会社の買収の話がありました。これに関しては政府からの横槍が入って失敗する可能性が指摘されており、仮に失敗しても違約金などでかなりの額がソフトバンクに流れ込む、といった話が出ています。この辺りははっきりとはわからない所ではありますが、そういったことが起こった場合の為替相場の動向にはやはり注意を払わなければならないでしょう。

その際、色々な話が出たのですが、ソフトバンクが交渉失敗に備えて、すでにドルを円に変えている可能性はあるのか、といった陰謀めいた話も出ました。為替はインサイダーがないと言われていますが、このタイミングでソフトバンクの買収失敗ということになれば、かなりの円高要因として意識されるでしょう。その前にやってしまいたい、というのは思惑として考えられることです。ソフトバンクも企業として利益を最大化するために動くものと考えられますから、現状の水準での円転はある意味美味しい所ではあります。

ただ、ソフトバンクがこのまま素直に引き下がって来るのかどうか、となると難しい、といいますか、今までの経緯から考えると新たな買収案件を探す可能性のほうが高いようにも感じます。つまり、激しい円転は起こらないのではないか、といった見方もできるでしょう。また、買収に向けさらに資金を積む可能性も意識する必要があり、そうなった場合は逆に円安要因としても意識されるのでは、といった話となりました。

これに関してはさすがにどうなるのかはわかりませんが、仮に買収失敗となったときは一時的に市場の思惑から円高、しかしその後は円転しない、といった思惑から下げ渋り、再度上昇、といった動きになってもおかしくは無さそうです。ソフトバンクの買収の話はかなりのインパクトを持って受け止められましたが、まだ一波乱有りそうな状況にあることは事実でしょう。

ところで、ForexRadioで思い出したのですが、渋谷の事務所でセミナーを行うそうです。

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きつい動き

ここに来て、かなり相場はきつい動きとなっています。ダウも250ドル以上下げたかと思ったら、次の日には100ドル以上戻しての動きとなっています。ここからの動きによってはまだなんとも言えませんが、少なくともプラス圏で終わり可能性は高そうで、米経済の先行に関する懸念はないのか、といった思惑が強まりそうです。

現状で、米経済に関してはそれほど警戒することもないという見方です。ただ、ここ最近の経済指標の状況には懸念を払っておく必要があると思っていますが、全体的には米経済が急激に落ち込むといった動きにはならないのではないかと思っています。とはいえ、それでも今回のような急激な下落というものはあると思っています。5月は何度も指摘していますが、売られやすいアノマリーが存在します。そうした中でダウが史上最高値圏で突っ込んできているわけですから、利益確定の売りが出やすくなってもおかしくないでしょう。また、そうした売りがさらなる売りを招き入れる可能性もありそうです。

そうなった場合は経済のファンダメンタルズの状況にかかわらず株価が急落に見舞われる、といったことが起こりうるでしょう。相場は行き過ぎることが得てしてよくあります。個人的にはそろそろそういった動きになるのでは、と警戒している所ではあります。
NY金相場がとんでもないことになっています。さすがにここまでの下落は記憶にありませんが、今日だけで実に9%下げている状況です。130ドル以上も下げて大丈夫なのか、先行きに対する懸念が強まります。金の下落に関してはキプロスからの金売りに他の欧州各国が同調して売りを出した、と見られています。特にポルトガルからの金売りが意識されているとのことです。相場は売りが売りを呼ぶ展開で、パニック的な動きとなっています。この流れを受けて、銀も大きく下げています。と言いますか、銀のほうが下げ率が11%となっています。プラチナ・銅も売られ、原油も3%超の下落となっています。落ちるナイフを掴みに行く必要もないと思いますが、金に関しては長期的に見ればドルの減価に伴う上昇といった動きにはなっていくと思います。現状では出口戦略が意識されているのかもしれませんが、そもそも出口戦略はまだまだ先の話であり、市場の織り込みは行き過ぎではないかと見ています。

それにしても、ここまで急落してくるとは思ってもいませんでした。確かに保有量が多い欧州の中銀が金放出となればインパクトが強いことは事実なのですが、アジアの中銀の買いなどもあり、下値は支えられやすいのかな、と思っていたのですが、下げている相場を見て、買い控えが起こっている可能性もありそうです。そうなってくれば、オーバーシュート気味に下げる可能性もあるでしょう。逆にそこは買い場となるのかな、と思っていますが、まだ手を出すには時期尚早かな、とも思っています。

円安は・・・

黒田日銀総裁が「為替動向で金融政策を変えることは無い」「緩和策とれば通貨は下落するが、いつまでも続くわけではない」などといった発言をしたことが伝わり、それによってドル円相場が一時50pips強も下落するなど、円高が進行しました。その後は再び押し戻す動きとなって、結局はさらに上値を追う動きとなりました。日銀に対する期待感の高さを考えると、しっかりとした調整が入ってもおかしくないところですが、そこからの動きを考えると、底堅さを感じさせる状況にあります。その背景に、突然の発表となったFOMC議事録で、出口戦略が早まるのではないか、といった思惑から、ドル買の意欲が強まったこともありますが、根強い円売りに対する期待感が強いということができるでしょう。100円が上値として意識されている、といった思惑もありますが、突破はほぼ確実と言ったもいいのでは?と見てます。時期的に考えてそれが限界となる可能性も高そうですが、今までのレベル感を考えると、かなり円安が進んだわけです。まずは良しとすべきでしょう。

そういったことを考えると、今回の発言でかなりのスピードで上昇してきたドル円相場に対するブレーキを踏んだわけで、現状では市場との対話を上手くやっているのではないかと思っています。こういった発言で、市場の過熱にブレーキをかけ、次は若干アクセルを踏む、といったことを繰り返しながら時を稼ぐ、というのは悪いやり方ではないと思っています。と言いますか、現状の日銀にとって一番重要なことではないか?とすら思っています。

円安の進行により日本株に対する上昇圧力が強まっていますが、そうしたなかでティッシュペーパーの値上がりが行われる、といった話が出ています。製紙産業は海外からの輸入が多く、円安を吸収できない、とのことでの上げとなるようです。ある意味、インフレを作り出すことにも成功するのかもしれない、と思わせるニュースです。生活はどんどん苦しくなるのかもしれません。円安による株高が進行していますが、こういった動きが続くようだと、景気の先行きに対する警戒感から株価の上昇が抑えられる、といったことも考える必要が出てきそうです。そこを今度は政治で下支えすることができるのかどうか、といったところに注目が集まりそうです。
結局のとこと、米国の景気はどうなのだろう、と考えてしまうのはしかたのないところではないかと思います。楽観がすぎるのではないか?という見方もあるでしょうし、経済指標が全体的に良い(直近の非農業部門雇用者数はあったものの)といったことや、株価が史上最高値をつけている状況下で悪いとは考えられない、という向きもあるでしょう。どちらを考えるてもいいのですが、取り敢えず現実問題としてはドル資産は堅調ですし、その流れに乗るしかない、というのが実際のところではないかとは思っています。

ただ、ここからは色々なところで指摘されている格言、sell in May といったことが意識されるようになっていきます。状況としても利益確定の動きがいつ出てもおかしくない、といった思惑もあるでしょう。ただ、上昇局面にあり、売り方が踏まされて、さらに上値を追うといった動きであり、目先は売り方が減少してきている状況でしょうし、目先は上値を追いやすい状況が作り出されている可能性はあるでしょう。そして、これはオーバーシュート気味に上昇しやすい状況ということができるでしょう。そうなった時こそが売り時ということになりそうです。

問題はそのタイミングということになるのでしょうけど、sell in May が意識される状況と言うことは、相場は少し早めに織り込む可能性があるでしょう。そういったことも考えながら、この上昇を見ていくといったところでしょうか。まだオーバーシュートといった感じではないですし、慌てて売る必要もないかと思いますが、買い方はまずはすこしずつでも手仕舞いしておいたほうがいいかもしれませんね。

中銀への期待

今更になりますが、日銀の今後の政策について、ちょっと考えてみたいと思います。今回、日銀は市場の期待に応える格好で、期待以上の回答を出した、と見るべきでしょうか。少なくとも市場の反応は日銀の金融政策発表後に急激な円安・株高となったわけですし、海外の反応も一部例外はありますが、概ね強硬な反応は見られません。ここまでは思惑通りといった所ではないでしょうか。個人的には円安の弊害も否定出来ない所ではあるものの、少なくとも株価の上昇がもたらされているわけですし、その期待感を醸成しているというだけでも成功というべきでしょう。白川総裁の体制が悪かったとも思いませんが、期待を醸成する、市場と上手く対話をする、といった点ではあまりうまくなかったのかもしれないですね。

ただ、今後の事を考えると、懸念が残っていることも事実です。それはForexRadioで出た話だったのですが、今回ここまでやってしまって次回どうするのか、といった話が出ました。それに関しては確かに何かをするという事になったら結構大変なことです。ただ、個人的には何もしなくても良い、と思っています。もちろん、その時の状況が急激な株安に見舞われていたり、政治的な圧力が異常に高まっている、などといった要因があれば多少話は変わってきますが、毎回のように何かしらやらなければならないということもないわけです。そのあたりは市場の期待感が絡んでくる話であり、日銀にはどうしようもないところもあることは事実ですが、その市場の期待感を上手くコントロールすることこそが今後の日銀の政策運営にとって重要なのではないかと思っています。現状はある意味において順調に来ているわけです。円安がもたらされ、株価が上昇しているわけです。いつでも動く準備はできているが、今回は前回の政策効果を見極める、などといってお茶を濁していい局面ではないかと思います。

少なくとも、初回の金融政策において、黒田日銀はやるかもしれない、という印象を市場に与えています。実際に行動を起こさなくても、ハッタリを効かせられるうちはそれでいいのではないかと思っています。そもそもできることはすでに限られているわけで、なんでもかんでも出せばいいというものではないでしょう。出さなくていいのであれば、出さずに温存することが必要でしょう。伝家の宝刀は抜かなければ伝家の宝刀ですが、抜いたらもしかしたら錆びてるかもしれませんからね。

危険か?

今日は日銀金融政策決定会合の2日目、つまり金融政策が発表となるわけです。期待感が高まる一方で、委員をまとめきれずに、緩和は出来ないのではないか、といった思惑が駆け巡るなど、思惑的な動きが続いています。

そうした中で、昨日の米国市場は株安、ドル安といった動きとなりました。原油価格も急落し、10年債利回りも大きく低下している状況です。リスク回避的な動きが強まるなか、どういった結論を出してくるのか不安が高まります。ある程度の調整であれば問題はないのでしょうけど、思った以上に状況は悪化している可能性も否定出来ません。日銀短観は予想に届かず、さらにここに来て米国経済は悪いものが続いています。それでもダウがあまり下げてきていないのが不思議ではありますが、タイミングとしてはあまり良くない、といったところでしょう。その割には期待感が高すぎる状況であり、期待に届かない、という事になれば一気に押し込まれる可能性も出てくるでしょう。

米国の連銀総裁が色々と発言していますが、これに関してはそれほど意識しなくても良いと思っています。もちろん、短期的な変動は注意する必要がありますが、それほどインパクトの有ることを話しているわけではないですし、市場への牽制であったり、調整の意味合いが強いと思っています。ただ、今週末は雇用統計が発表となるので、それに向けては考えておく必要がありそうです。
昨日の米国株は日本株の大幅下落を物ともせずに上昇しての終了となりました。戻してきたとはいえ、やはり日本株の弱さを感じざるをえない所です。昨日の日本株の下落に関しては、日銀短観が市場予想に届かなかった点と、日銀が意見がまとまらずに緩和が出来ないのでは?といった思惑がでているから、といった事が言われています。個人的には円安になったことで、日本の景気が本当に上昇するのか、といった懸念がありそうで怖いところかな、と思っています。通貨に関しては色々と議論があるところであり、一概に結論を出すことは難しいのですが、海外生産が活発になってきている状況で、思った以上に為替相場は企業に追い風にならない可能性も指摘されています。それが本格的に意識された場合は、本当に危険な状況となるでしょう。

ただ、円高のほうが本当にいいのか、といった点も様々な議論があるところで、これもまた難しい所ではあるのですが、個人的には今までの円高はやはり行き過ぎではないかと思っています。ある程度の水準を越えての円高は海外へと生産拠点を移す誘引となります。そういったことを防ぐ意味で、円安という考え方はあるかと思っています。ただ、それに関しては今更感があることも事実ですが、緩やかにでもやり続けるしかないでしょう。

大丈夫かな?

今日の東京株式市場は大幅に下落しての引けとなりました。日銀短観が市場予想に届かなかったことが嫌気されているようですが、これは強い懸念をいだかせるものであると思っています。つまり、アベノミクスに対する期待感から円安が進行し、さらに株価が上昇してきましたが、実体経済はさほどよくないのでは?という懸念が強まる状況となっています。業況判断に関しては前回よりは改善しており、予想が行き過ぎ、という事が言えるかもしれませんが、設備投資はかなり悪い状況が見て取れます。

円安が進行したことで期待感が高まったわけですが、輸出産業にしてもそのメリットを享受しにくい体質になっていることも事実です。つまり、生産拠点を海外に移していたり、海外からの部品調達が増えていたり、といったように、一概に円安がいいというわけではなくなっている状況も考えられます。円安がいいはず、といったことが幻想に過ぎないという事になれば、逆に資源価格の上昇などが重くのしかかることになります。個人的にはある程度の円安であれば問題ないと思っていますが、現状の動きがやはり急だったこともあり、その点は懸念している所ではあります。

もちろん、ある程度の円安が維持される展開となれば、企業としても生産を国内に移したほうが良い、といった状況になり、そこから景気の回復が図られる可能性もあるでしょう。そうなれば良いのですが、それまでの時間、日本は耐えられるのか、といった疑問が出てきます。帰ってくる企業に対しては税制面での優遇などが必要となるかもしれません。円安が本当に良いことなのか、すべてを解決するものであるのか、といった事はもう少し考えたほうが良さそうです。

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