プロフィール


RSSリンクの表示


QRコード

QR

90.75円にはダブルノータッチオプションがあり、なかなか抜けないのでは、といった意見がありました。結果的には随分とあっさり抜けてしまったわけですが、これに関して、個人的にはオプションが有るという噂に関しては話半分に聞いているので、特段驚きもしなかったですし、得てしてよくあること、といった認識でしたし、ForexRadioでも話したとおりです。つまり、実体がわからないものであり、その可能性がある、といった程度のものに過ぎないと思っています。そもそもそのオプションの存在がわかってしまったら、取引をしているプレーヤーにとっては困ることもあります。また、ダブルノータッチオプションがついた方がいいとの思惑もあるわけです。さらに言えば、そのオプションが引かれることもあるわけで、そうなった場合はその価格には何の意味もないわけです。もちろん、オプションが存在する場合もありますし、それに向けての防戦の動きがない、というわけではありません。だからといって、それを盲目的に信じてトレードをおこなうというのはやはりリスクなのだろうと思っています。

それはさておき、まずはドル円が91円台をつけたわけですが、テクニカル的には一時的な調整を見ています。91円上の水準はバンドの上限が位置しており、現状の形ではバンドウォークといった展開も考えにくいところではないかと思っています。そうした中で一時的な調整といった展開を見込んでいますが、今回の調整は今までのような調整と言うよりももっとしっかりとした調整となるのではないかと見ています。日足のバンドの中心線で支えられれば問題ないのですが、それ以上に下げてもおかしくない形になってきているようにも思われます。
スポンサーサイト
2013年の相場の予想に関する記事を読んでいると、特にドル円はいきなり外しているパターンが多いですね。それは個人的には良いんです。これを持って誰かの予想を信じるべきではないとか、こんなことを言っている人を覚えておいたほうが良い、とか言うつもりは全くありません。誰であっても予想を完全に当てることなどできるわけ無いですし、そういった中で紙の媒体で発言することはそれこそリスクですからね。外れたことにたいして云々言うつもりは全くありません。

今回言いたいのは、外れたことと言うよりも、その根拠が今後も生かせるかどうか、といったところです。仮に、今回のドル円の上値が85円と予想したものがあったとしましょう。それはこの時点で完全に外れているわけですが、その根拠が消費税増税の遂行により、財政問題が進展することによる円買いが起こるというものであったとして、その根拠を考えると、後々はドル円の上値も限定される、というものだったとします。その根拠が信用に足ると思うのであれば、ドル円の上値を90円くらいに設定して考えるということができるかもしれません。予想の価格が当たっていなくても、根拠の方を見て、ドル円の上値が重くなるかもしれない、と考えることができるかどうかは重要なことではないかと思っています。その意味で、色々な人の予想を見るというのは重要だと思っています。

最終的に取捨選択するのは自分であって、誰の言うこと信じてもいいのですが、それなりのシナリオを作ったとしても思惑的な動きからオーバーシュートといったことはよくあることです。そういうといかにも保身と捉えられてしまうかもしれませんが、やはり投資は自己責任でやっていくものですから。

円安になると

現状、かなりの勢いで円安が進んでいますが、これがはたしていいことなのかどうか、といった点に関しては意見が分かれるところではあります。輸出・輸入で意見が割れるのは当然の話ではありますが、実際問題、日本にとっていいことなのかどうか、といったことを考えていく必要がありそうです。

基本的には貿易立国である日本にとって、円安が進行すれば自国の製品を安く輸出することができます。一方、円高が進行すれば、輸入業者は海外の製品を安く購入することができます。そういったメリットがある一方で、逆のことが起こればデメリットが生じるわけです。これはとりあえず基本的な事項です。

ここで、現状の円安が貿易赤字下においてはデメリットのほうが大きい、という意見もあります。また、資源高に加え、電力の問題を抱える状況下での円安は電気料金の値上げが必至となり、経済にとっても良くない、という話もあります。この辺りは円安のデメリットとして確かに説得力のあるものです。また、企業も円高対策を行っており、ここから円安になってもメリットを享受できない、という話もあります。

しかし、円安に伴う株高が起こっていることも事実です。株高が起こっても、庶民にはあまり影響がない、という意見もありますが、年金問題の悪化に歯止めをかけることも事実です。そして、やはり輸出企業の業績が改善し、貿易赤字が再度貿易黒字になることも考えられる事態です。日本の輸出減がはたして技術的なものなのか、為替によるものかがはっきりとしない状況ですが、価格競争力が増せば、日本の製品は依然として売れるとみているので、やはり円はある程度弱いほうが望ましいと考えています。円が弱くなることで、資源価格が上昇し、富が流出する、という意見は一面ではそうですが、輸出品が増えることで流入する富との比較がなされているようには思えません。

ただ、あまりにも急激な円安がもたらすデメリットは考えるべきでしょう。企業にとっては対策が立てにくいところです。最近の動きにはやや秩序だった動きから逸脱しているようにも見えます。もう少しスピード調整があってもいいかな、とは思いますが、まだ円安が進んでもいいとは思っています。私は政府の要人でもないので、価格について話しても問題ありませんので、言ってしまうと、やはりまずは100円というのが良いラインだろうと思っています。1セント=1円。わかりやすいんですけどね。
旧年は大変お世話になりました。

本年もFinanceConcierge、大塚亮をよろしくお願い申しあげます。

2013年1月1日
大塚亮

 | ホーム |